『バリシャキめがね~帰ってきたバリシャキめがね』~中古レコード屋店主がみつけた、今月の大潮!!

古今、1つのジャンルとして確立された、所謂“和モノ”。

あらゆる音楽を掘り続けるDJやコレクター、多岐に渡るリスナーが新たなる秘境を求め辿り着いたジャンルでもあります。
現在の音楽シーンにリンクし得る、アナザーサイド的側面を持ち得た、日本製の楽曲“和モノ”などを番組内でご紹介していきますね。


2023年11月27日放送分

テーマ:あの大物のデビュー曲!!

 

今回馬越ディレクターから頂いたテーマは

『あの大物のデビュー曲』というものでした。

どんな意図があるのかは不明です。(笑)

そのままデビュー曲をかけるのも味気ないので

どうせなら一般的なメジャーデビュー曲ではなく

それ以前の音源を使用してみました!!

 

 

♪曲:月あかり/ アーティスト:村下孝蔵(1979年)

作詞・作曲:村下孝蔵

 

1979年自主制作盤『それぞれの風』に収録されており、

自主制作盤はフォーク色が強く弾き語り風となっております。

吉田拓郎が創設の広島フォーク村に拓郎に憧れて入村し、

広島在住時にラジオDJの西田篤志にアマ時代に出会い

一緒にラジオをしてた頃の音源です。

限定2000枚?。

 

後の1980年にメジャーデビュー曲バージョンは

バイオリンなども加えた完全なる別バージョンとなります。

 

 

 

♪曲: I'LL KILL YOU/ アーティスト:X JAPAN(1985年)

作詞・作曲:YOSHIKI

 

バンド名はX表記なるインディーズ時代によるデビューシングルであり

1992年に『X JAPAN』に改名。

限定1000枚。

88年メジャーファーストアルバム『Vanishing Vision』に収録されたものとは、

テンポ、ギターソロ、歌詞の一部が異ります。

 

ちなみに全盛期のメンバーではなく

TOSHI、YOSHIKIは在籍していますが、ほかのメンバーは参加していません。

 


2023年4月24日放送分

 テーマ:『ゴールデンウィーク直前!!旅気分』

 

 

今回馬越Dに言い渡されたテーマの三つのうち

『ゴールデンウィーク』てのがあり、

花とか広島ではお馴染みフラワーフェスティバルなんて思ってましたが

以前紹介済で却下。

今年は大型連休となるそうですので今回のテーマに決定した次第です。

 

 

♪曲:風来坊 / アーティスト:森高千里(1998年)

Prod・作詞作曲:細野晴臣

 

細野晴臣氏がProdした企画アルバム98年リリースの自身12th『今年の夏はモア・ベター』より。

また大半の楽曲を細野さん自身が演奏しています。

ちなみにこの曲のスティールパンは、なんと森下さん。

 

もちろんオリジナル楽曲は73年『はっぴいえんど』の名曲カヴァーです。

ふらふら一人旅をイメージした選曲を描いておりましたが

オリジナルVerは旅気分とは程遠い?(細野ファンの方すみません。)かと思いコチラにしました。

というよりも森高Verの良いところは

『風来坊』らしからぬ垢抜けしたノー天気さが決め手でした。

アレンジも秀逸な一品でございます。

 

 

♪曲:気分はハリウッド / アーティスト:西松一博(1986年)

作曲:西松一博

 

Aragonにも参加したシンガーシングライター、

86年に発表された2ndアルバム『貿易風物語』より。

ファーストアルバムはシティーポップ~ライトメロウ寄りの作品ですが

コチラは全編南国~異国情緒漂うトロピカルなコンセプトアルバム。

で近年CD化されました。

沢山の作品をリリースしているわけではありませんが

キャリアの中で有名なところでは

83年「劇場版クラッシャージョウ」主題歌 の『飛翔』一択となるでしょう。

また現在は音楽講師であり音楽プロデューサーとし活動しているようです。

 

ちょっとマニアックなアーティストで不向きかなと思いきや

バリシャキリスナーさんによるTwitterでは

盛り上がっておられたようで安心しました!!

つか、バリシャキリスナーさんはアニソンに拘りがある方多いようですので

一度ギャフンと言わせたいところです!!

 

 


2023年1月23日放送分

 

 テーマ:『実はあのロックスターが関わった珍品!』

 

 

 

 

 

 

今回馬越Dに言い渡されたテーマの三つのうち

『実はギターに注目!な曲』てのがあり、それを元にインスパイアされ今回のテーマとなりました。

最近Yahoo!ニュースなどSNSでは若者が選ぶギタリストNo.1は布袋寅泰氏。なるほど。

好き嫌い別にしてラジオ向きかつキャッチ―なアーティストなので1曲目はその線で決定。

早かったな~。

 

 

♪曲:プラスティック / アーティスト:奥田圭子(1985年)

作曲:氷室京介 編曲・ギター:布袋寅泰 作詞:秋元 康

 

広島県三原市出身、ホリプロスカウトキャラバン出場、のちに映画『パンツの穴2』などに出演。

元々日本のニューウェーヴバンドが好きだったのと、古くからBOOWYファンだったようです。

また本作は3枚目のシングル

東芝移籍後の中期BOOWYに通ずるBOOWYアイドル歌謡で

 

一生懸命歌ってます。

ボーカルをヒムロックに差し替えれば、まんまBOOWYです。

また間奏には布袋氏のギターもたっぷりねじこまれてます。

 

 

♪曲:セカンド・ダイアモンド / ラン(松川敏也)(1985年)

ボーカル:稲葉浩志

 

日本のヘヴィメタルバンド『ブリザード』在籍中に発表された、

松川敏也の85年ソロデビューアルバム『バーニング』より。

皆さんご存知のトーリ、ブリザードのカヴァー曲です。

ブリザードではアメリカンハード寄りの楽曲も多かったのですが、このソロアルバムは

尊敬するランディーローズ路線のメタルを展開。

なんといっても本作の目玉は、B‘zデビュー前の稲葉浩志(クレイジータイガー名義)が

 

全曲ボーカルを担当しています。

バイト君曰く、X JAPANのボーカルToshiに似てるとの感想、まー確かにそんな感じです。

つまり、B’zにおけるボーカルとはちょっと毛並みが違う感じがあります。

また一説によると、このアルバムの版権を稲葉さんご自身が買い取ったとのウワサで、

今後再発化は期待薄だそーです。

終始お二人は、プロレスの入場曲であるとキャッキャしておりました。

 

今回は馬越Dのおかげで充実した選曲ができました。

 


2022年11月28日放送分

 

 テーマ:『道盛浩が買いそうなレコード 第二弾!』

 

RCC中国放送のスペシャルウィークということで

昨年同様パーソナリティ道盛さんにレコードを買わせることが今回のテーマ。

今回もPaypayのQR持参、鼻息荒めで意気揚々と局へ。

スタジオに伺うと、中国放送は年一ならではの大盛り上がり。

ただ、この重要な時期にもう一人のパーソナリティ、藤田さんがなんと病欠。

代打で登板してくださったのは、『コトワラナイ女』こと栗栖美和嬢。

新年会か忘年会かでお会いしたことはありましたが、バリシャキでご一緒するのは初。

道盛さんと藤田さんのいつもの小競合いが見れないのも少々寂しいのですが、

普段とは毛並みの違うフワッとしたスタジオは新鮮でした。

また今回は下手な鉄砲作戦で3曲を紹介。(通常は2曲)

いかに。

 

 

♪曲:水の星へ愛をこめて / アーティスト:森口博子(1985年)

LP『機動戦士Zガンダム BGM集 Vol.3』より。

表題曲は森口博子のデビューシングル及び後期OP曲でお馴染みですが

コチラのポイントは初回特典でもある梅津氏描きおろしのB2ポスターが付属!!

音源の特殊性ではなく付属品をフォーカスした作戦です。

ただ道盛さんはこの時期のアニメはリアルタイムではないかもなので自信ありません。

が当日話を伺うとファーストガンダムよりゼータはリアルタイムだったようです。

しかしながら、クアトロ大尉のB2ポスターには興味津々でしたが、

やはり音源の特殊性を感じられなかった為、パス。涙

 

 

♪曲:ルパン三世 Part1 オープニング・テーマ / チャーリー・コーセイ(1971年)

アニメより約10年後にリリースされたLP『テレビ・オリジナルBGMコレクション』より。

作曲・指揮は巨匠山下毅雄氏によるもので

代表作は『鬼平犯科帳』『スーパージェッター』など多数

このLPが発売された時点ですでに約7000曲を作曲していたそうです。

一般的にはルパンが赤ジャケット着用時代

音楽担当が大野雄二となった時代の方が、よく知られていると思いますが

こちらはそれ以前の、緑ジャケット着用時代の音源となります。

ちなみに、1986年にCD化となりましたが、なんとその際マスターテープの紛失により

別VerでのCD化となった経緯があります。

またこの作品集はインストゥルメンタル中心ですが

斬新でバラエティ豊かな内容で今聞いても楽しめます。

がオリジナルマスターテープ紛失の声も響かず

こちらもパス。涙

 

 

♪曲:ロシアより愛をこめて / 松武秀樹&K・I・カプセル(1979年)

絶頂期YMOにおけるシンセサイザー、マニピュレーターなどを担当した

通称4人目のYMOでお馴染み、松武秀樹によるユニットより。

私のイメージでは道盛さん=YMO。

最後の砦となります。

 

本アルバム『007デジタル・ムーン』は

シャーリーバッシーの名唱でお馴染み『ゴールド・フィンガー』や

『ジェームス・ボンドのテーマ』など

大ヒットアクション映画『007』シリーズの歴代各主題曲を

斬新テクノ~エレクトロシンセにて再構築したアルバムとなっております。

近年海外で人気のアルバムですし、現在未CD化タイトルです。

以外にも音源的要素でコチラが一番感触が良かったのですが、

値段が折り合わず、これもパス。涙

 

 

 

つまり作戦失敗、、今回は全部お買い上げには至りませんでした。。

 

来年こそは是非!!


2022年10月3日放送分

 

テーマ:『秋の夜長、晩酌のお供に聞きたい、泣ける歌謡曲』

 

いつもは提案されたテーマに私が少し変更を加える事が多いのですが、

今回はストレートに馬越さんから告げられた上記のテーマに。

というのも、最近の馬越さん

テーマ提案の際 『晩酌』『泣ける歌謡曲』などのキーワードが多いような気がして

すこし心配しております。

やや感傷的なモチベーションなのでしょうか??スタジオではお元気そうなんですが。

ちなみに私は晩酌の際泣いたことはありません。

 

 

♪曲:いなくなったあなた / アーティスト:寺尾 聡(1970年)

作詞:水島哲 作曲:寺尾 聡 編曲:三保敬太郎

 

1960年代にはグループサウンズ『サベージ』(代表曲:いつまでもいつまでも)、

後に『ザ・ホワイト・キックス』等で活動しておりましたが、

初のソロアルバム『二人の風船~恋人と一緒に聴いて下さい』より。

三保敬太郎臭プンプンの人気アルバムですね。(その手の有名曲は割愛させていただきます。)

 

実はこの曲81年に発表される2ndアルバム『リフレクションズ』に収録されている

『ダイヤルM』のプロトタイプ曲でもあり、つまり歌詞が気に入らなかった為、

(頭Aメロのコーズ(Cause)って歌詞がイヤだったみたい。)

その無念を晴らすために10年後『リフレクションズ』で新装した経緯があります。

それほど本人にとっても手ごたえを感じた作曲だったのでしょう。

 

 

※ジャケット内に作詩を担当した水島哲氏に対してチクリ記述記載。笑

 

 

♪曲:アカシヤの雨が止むとき / 野路由紀子(1972年)

71年『私が生まれて育ったところ』でデビュー、ファーストアルバムより。

 

万博も終わり当時は『ディスカバージャパン』(日本再発見)の年、

歌手も同じ福井県出身では五木ひろしが再デビュー、ほかには小柳ルミ子ら新人多数デビューした年でした。

 

曲は1960年に西田佐知子が発表した、昭和歌謡金字塔曲のカヴァーですが

時代背景は安保闘争真っ只中、混沌とした時期でもあります。

ただ曲は全く安保には関係ありませんが、時代背景ではフラッシュバックする方は多いのではないでしょうか?

近年でも一青窈、戸川純らカヴァー多数存在しますが潮っぽい歌唱さで今回はコチラで。

 

ちなみにこのアルバム、オリジナル楽曲半分、カヴァー曲半分で構成されてますが

なんと小柳ルミ子嬢が前年に発表し大ヒットした『わたしの城下町』のカヴァーも収録されています。

経緯は不明ですが、んー、すこし節操がないかなと思ってしまいました。

あと、ちあきなおみ嬢のデビュー曲『雨に濡れた慕情』カヴァーもグレートです!

 

 


2022年8月29日放送分

 

テーマ:『昭和のツッパリ神曲』

 

今回、馬越ディレクターから言い渡されたテーマですが、

 『夏休み』というお題でした。

 ですが時期的にも夏休みは終わりですし、ここは学生時代における夏休みが終わったタイミングに着目してみました。

 調べてみると男女ともに急激にファッション及び髪型、言動などが変化する時期であるとのこと。

 表はとあるデータのヤンキー県一覧表(令和・平成)ですが、

 おそらく広島県は昭和の時代ではトップ5に入っていたであろうと推測します。

広島を舞台とした漫画『BAD BOYS』の功績は非常に大きかったと思われますし。

 

♪曲:紫のハイウェイ / クールス(1975年)

 作曲:たちひろし 編曲:近田春夫

 

記念すべき第一期デビューシングル!!

 すでにグループを岩城滉一は脱退、

 またのちのクレイジーケンバンドのボーカル横山 剣は未加入です。

 

♪曲:なめんなよ / アーティスト:又吉&なめんなよ(1981年)

 作曲:又吉

 

2000年代にようやくCD化されましたが、

 1981年当時、ポスターやブロマイド、免許証まで発売され社会現象となった

 ツッパリR&Rチューン!!

 レコードでのヴォーカルは元トランザムの西濱哲男。

 またレコードのランアウト(曲が終わった無音部分)に、

 猫の鳴き声が延々と鳴き続ける仕様となっております。

 

ちなみに、収録中のスタジオの状況は

キャッキャしていた前回『ビキニ』回とは真逆

道盛さん、藤田さん共にしれ~ッとされていました。

 

つまり今回の収録で

お二方真面目に学生時代を過ごされていたことが証明されました。


2022年8月1日放送分

テーマ:『美麗悶絶ビキニ』

 

今回、馬越ディレクターから言い渡されたテーマですが、

複数頂いたテーマの中で『夏を感じるジャケット』てのがありました。

そこでレコードならではの特典としての

付属品(ポスター、ピンナップ)に着目してみました。

 

♪曲:ヨコハマA・KU・MA/ 中森明菜(1982年)

作曲:南 佳孝 作詞:中里 綴 編曲:萩田光雄

 

大ブレイク曲『少女A』を収録した2ndアルバム『バリエーション』より。

作曲の南佳孝は

79年『モンローウォーク』

81年『スローなブギにしてくれ (I want you)』など歌手としてもブレイク中で

おそらく『スローなブギにしてくれ』のヒットを受け

作曲依頼したと思われます。

本作は歌謡曲っぽさも残りますが

やはり南氏のメロディーラインが顕著に出ている気がします。

ちなみにタイトルで横浜を歌った曲には、

「Blue Bay Story」(84年ミニアルバムSILENT LOVE)もありますね。

 

また、このアルバムはカレンダーピンナップが6枚付属しており、

このビキニピンナップ(7・8月)が欠品していることも多数あります。

 

 

♪曲:帰れない/ アーティスト:河合奈保子(1982年)

作曲:馬飼野康二

 

 

代表曲『ラブレター』『夏のヒロイン』などを収録し

全編夏をテーマとした4thアルバム『サマー・ヒロイン』より。

また、つい最近まで林哲司作曲かと思っていたA-1、

竹内まりや作曲による初提供曲A-4なども収録しています。

本作はアーバンメロウなボサノヴァテイストを取り入れた楽曲で、

それまでの元気いっぱいの河合奈保子とは別の顔が

垣間見れる隠れた名曲だと思っております。

 

 

ちなみに問題の大爆発~大迫力ビキニポスターですが、

帯にポスター付属の記載がないことから予約特典かと思われます。

 

その昔、神戸元町にあった

中古レコ屋『キンキーミュージック』の店主である山村さん(PANTAのファーストでベースを担当など)は

以前、河合奈保子のバンマスを務めており、奈保子譲とバンドで海に泳ぎに行った際

なんとポロリに遭遇した事があったそうで自慢げにいつも話されておられました。チッ。

 

収録中はクーラーの効いた涼しい密室のスタジオ内でおっさん3人が

ビキニポスターを舐めまわすように眺めながら雑談するという回。

状況は違えど厨二の夏休みを思い出してしまいました。

 

今回はレコードに纏わる付属品が

いかに重要な側面を併せ持っているかを検証出来たことも含め大変有意義な回でした。

しかしながら当時16歳、19歳のビキニで『美麗悶絶』と表現したタイトルを提出した件は

変態を助長する上で適当ではなかったと反省しております。

お詫び申し上げます。

 

 


2022年6月20日放送分

テーマ:

ディレクターの実家で見つけたレコード

 

 

 そうです、ディレクター馬越さんの実家へ

レコード査定買取にお邪魔してきました!!

 

今回言い渡されたテーマですが、

ちょっと商売っ気寄りなテーマで

当初ビックリしました。。

(あんま、このコーナーではその辺意識していなかったもんで。)

結果高額査定となったので気を良くされ今回のテーマなのでしょうか?(笑)

 

♪曲:宇宙戦艦ヤマト/ シンセサイザー:松武秀樹(1978年)

 

LP『宇宙戦艦ヤマト~スペースファンタジー』より。

乾裕樹(カリオカ)、村上ポンタ秀一、野呂一生(カシオペア)ら参加。

 

シンセサイザーが登場したのが

60年代半ばのことで、

おそらく理工物理学のムーグ(モーグ)博士といわれています。

シンセサイザー黎明期なる作品としては

ウォルターカルロスらと一緒に68年『スイッチト・オン・バッハ』を発表。

世界中で注目を浴び、その後プログレッシヴロックなどでも導入された経緯があります。ELPとかね。

 

また、ここ日本では

冨田勲氏が第一人者であり、

74年にドビュッシーの『月の光』をテーマにアルバムを制作しています。

松武秀樹氏は70年代後半からのYMO諸作品(4人目のYMO)でお馴染みですが、

もともとは冨田勲氏の弟子入りした経緯もあるようです。

 

『宇宙戦艦ヤマト』の大ファン、

道盛さんにお買い上げを目論んでおりましたが

失敗しました。。

(理由:音源そのものがオリジナルと比較し躍動感に欠けるとのこと。)

たしかに。ミニマム寄りですし。

あんまこのレコード見かけないんですけどねぇ~。

 

 

 

♪曲:宇宙空間/ アーティスト:ノイ!(マイケル・ローザー、クラウス・ディンガー)(1972年)

 

ドイツのクラフトワークと並び

ジャーマンロック~クラウト黎明期に活動したノイの72年ファーストアルバム

(邦題:宇宙絵画)です。

 

クラフトワークをはじめようやく日本でもジャーマン系が注目されつつあり、

初めて日本でリリースされたのは

75年に3rdアルバム→2ndアルバム→1stアルバムの順で発売されました。

そう当時は発売順が滅茶苦茶だった洋楽は多かったのです。

(情報が日本に入って来なかった為。)

 

このファーストアルバムは、

デビッド・ボウイもフェイヴァリットで、

最初のピークである『ジギースターダスト』発表後、

ボウイ自身が第2のピークに向かうベルリン期へ傾倒する作品でもあります!!

日本でも近年『ゆらゆら帝国』や

『ズットズレテルズ(ハマオカモト在、オカモトズ前身)』らに(オマージュ?)カヴァーされていますね。

 

ちなみにご存知かと思いますが、

このコーナーは『邦楽』縛りなんです。

ただ今回のテーマにより、

初めて『洋楽』を紹介することが出来ました。

しかもよりによってクラウトロックの『ノイ!』でした!!

ん~マニアックですね。

こんなバンド知ってる人バリシャキリスナーに存在するのかと思い

大変不安でしたが、見事予感的中!!

 

ツイでは『月曜から眠い音楽でテンションダダ下がり~』などの厳しいご指摘多数。(笑)

ごもっともでございます。

 

査定の際、お父さまになんでこのレコードを当時購入したのか聞いてみましたが、

思い出せないとのこと。。

約45年前ですしね~。

私見ですが恐らく『宇宙』ってタイトル買いだったと思うんですね。

(しかも今回紹介した2枚のレコードをほぼ同時に購入してると踏んでます。)

レコード屋目線では今回の出張買取、奇跡的に『ノイ』があって嬉しく思います!!

 

 

 

 


2021年11月22日放送分

テーマ:働く人への応援歌

 

 

 今回馬越ディレクターから提案されたテーマは複数ありましたが、いろいろ検討したところ上記に落ち着きました。

チラッと『応援歌』で検索かけてみると近年沢山のコンピレーションCDが発売されておりジワリ驚きましたが。。

 

 

 ♪曲:ドリフのほんとにほんとにご苦労さん/アーティスト:ドリフターズ(1970年)

 

 原曲は1939年(昭和14年)に発表された戦時歌謡・流行歌「軍隊小唄」といわれ、

ドリフターズの4枚目のシングルとなります。ベタですね。

ちなみに1969年10月『8時だョ!全員集合』放送開始、74年3月、荒井が脱退、志村が正メンバーとなります。

昭和コミックソング勤労感謝鉄板曲ですね!!

店頭にシングルが見当たらなかったのでLPでプレイしました。

 

 

♪曲:立て!僕のお××××/ アーティスト:デシャ(1970年)

 

 作曲:いずみたく

 作家の五木寛之氏らが作詩にて参加するなど文化レベルの高い?春歌オムニバスアルバム『人間バンザイ!』より。

しかもほとんどの作品でいずみたく氏が作曲しており、また作詩を担当している藤田敏雄氏に至っては、

日本の創作ミュージカルの草分け的存在。

代表作としては、 いずみたくとコンビで、『死神』(1962年)『俺たちは天使じゃない』(1974年)など。

後には音楽番組『題名のない音楽会』の企画構成を担当。

 尚、歌を担当している『デジャ(コーラスグループ)』については不明です。すみません。

シュールな歌詞&エモい男性ハーモニーが堪りませんね。

世の働くアラフィフ男性への応援歌をイメージした次第です(笑)

当然道盛さん、藤田さんも苦笑いするしかなかったようです。

 


2021年10月26日放送分

テーマ:読書の秋のBGM

 

 

今回馬越ディレクターから提案されたテーマは

ズバリ『読書の秋』!!!

ナイスタイミング!!

ちなみに今週より、みなさんお待ちかねの恒例『紙屋町シャレオ古本まつり』も開催されます!!

当店はレコード、CDなどの出品です。(毎度~)

 

 ♪曲:恋のトランス・コスモス / アーティスト:寺尾 聰(1986年)

 

 81年に特大ヒットしたモンスター曲『ルビーの指環』でお馴染みですね。

俳優としても『西部警察』などに出演し、歌手活動も落ち着いた時期に入るのでしょうか、

映画俳優活動にシフトし始めた時期による作品となります。

 時代は打ち込み全盛期ではありますが、余裕を伺わせるスキャットも健在、

センスある大人のアコースティックスウィングチューンで、オリジナルアルバム未収楽曲となります。

 ちなみに読書中はインスト曲の方が向いているのは分かってはいたのですが、

2曲ともインスト曲は番組的にも向いていないかと思ったので古本屋に行くBGMって感じでご容赦ください!!

 

 

♪曲:AT 17 / アーティスト:ハーブ・オオタ Herb Ohta(197?年)

 

作曲:ジャニス・イアン(シンガー・ソング・ライター)

 ハワイ出身日系二世ハーフで『ウクレレの神様』 と云われていますね。

ボッサビートを導入し、やわらかでエモーショナルなウクレレが堪能できる

75年ジャニス・イアン出世作『17才の頃』のインストゥルメンタル・カバーとなります。

 また当アルバムはスティービー・ワンダ―やレオン・ラッセルなどの楽曲も取り上げ、

ポップス系の守備範囲の広さもうかがえます。

演奏クレジットは当然ハワイ系ミュージシャンによるもので国内盤レコード未発売、

ハワイでしかリリースされていないアルバムです。

 今回スタジオでは33回転のレコード音源を45回転で録音、そのまま放送するアクシデントが発生!!(笑)

本来は読書向き要素強なしっとりした楽曲なのですが、コチラもご容赦を!!


 

2021年9月27日放送分

 

テーマ:涼しい夜のメロウソウルカヴァー

 

 

 

 今回馬越ディレクターから提案されたテーマは

『涼しい夜』『人肌恋しい季節』。。

 

今回の趣旨はフワッと理解できましたので

一部アレンジしこのようなテーマとなった次第です。

きっと『メロウ』についてお二人からツッコミが入ると思い、一応調べてみましたが、、

「肩の力を抜く、リラックスする、気分をほぐす、心を落ち着ける」などなど

まー、こんなところでしょう。

 

 

 

 ♪曲:Feel like makin' love / アーティスト:今井美樹(1988年)

 

 

 同年『彼女とTIP ON DUO』のCM大ヒットでお馴染みですね~。

88年の特別企画カヴァーアルバム『フィエスタ』より。

 作曲はユージン・マクダニエルズ(シンガー・ソング・ライター)による

75年黒人シンガー、ロバータ・フラックへの提供曲となります。

海外でのカヴァーは星の数だけありますが

日本ではマリーン、近年でも畠山美由紀などもカヴァーされいるメロウソウルクラシックです。

アイドルからアーティストへの移行期ですが英語詞を一生懸命歌っていますね。

 

 

 

♪曲:If Ever Lose This Heaven / アーティスト:村上リエ(1984年)

 

 唯一作となる84年アルバム『サハラ』より。

バックの演奏は日本のフュージョングループ『マライア』の面々

(笹路正徳 ささじまさのり 他)による知る人ぞ知る1枚。

作曲は通称本家エロ男爵こと、レオン・ウェア(シンガー・ソング・ライター)、

同曲は74年にクインシー・ジョーンズ、女性シンガーのナンシー・ウィルソン、

ボサノバなどでお馴染みセルジオ・メンデスらもカヴァーしております。

つまり、古くからソウルシーンでは人気の楽曲ですが、

おそらく日本では唯一カヴァーしたアーティストかと思われます。

 このアルバムは、いち早く海外で高額盤として取引されており、

昨年アメリカからも再発売(オフィシャルブートかな?)されました。

ちなみに当の本人については詳細不明です。(すまん)

 またここ最近でYouTubeでの再生回数はたったの19回でした。。。

が、無理矢理歌わされている感満載?がしかし絶品なB級ぽさが堪らない珍カヴァーのご紹介でした。

 


 

 

2021年7月12日放送分

テーマ:もうすぐ梅雨明け!テケテケ一人GS歌謡

 

 今回は前回収録から2週間のスパンでの収録でした。

また馬越ディレクターから言い渡されたテーマ案では

『ビーチで聴きたいイケイケ歌謡』

『もうすぐ梅雨明け!カラッと晴れ渡る痛快歌謡』

というものでした。

なんとなくの趣旨は理解できましたので

一部私がアレンジしこのようなテーマになった次第です。

 

 

 

♪曲:愛する人に/アーティスト:ジュディ・オング(1968年)

『魅せられて』の大ヒットでお馴染みですね、

67年シングル『たそがれの赤い月』が出世作となり、

ようやく認知されたあとで、こちらは68年8thシングル『ひらがなふたつ』のB面曲です、

夏真っ盛りな大々的にテケテケエレキギターが盛り込まれた、近年でもコンピに収録された人気一人GSです。

歌詞の隙間から溢れ出る絶叫からは、マイクの前でお茶目に舞い踊る彼女の様子が伝わってきそうですね。

 

 

♪曲:急がば廻れ/ アーティスト:小山ルミ(1971年)

反則なのは重々承知です。

ベンチャーズの60年デビューシングルでお馴染み、日本語カヴァーです。

勿論インストやジャズカヴァーは多数存在するのですが、

日本語歌詞を加えたVersionはあまりないのでは??と思いセレクトしました。

68年に『はじめてのデート』でデビューし、

中古レコード市場でも古くから人気のある歌手ですが、アイルランド人とのハーフだそうです。

デビュー当時モデルや映画『ドリフターズですよ!冒険冒険また冒険』などにも出演し幅広く活躍されておりました。

Wikiによると近年でも何かと話題の加藤茶との交際もあったとか。

 

 

 

以前に同じようなテーマで80年代の楽曲を選曲したことがありましたが

今回はそれよりも古い楽曲で選曲してみました。

あとポイントとしては比較的有名な歌手を取り上げるを念頭に置いてました。

B級キューティー系一人GSはこの時代沢山ありますし。。

バリシャキリスナーさんでもTwitterにて話題にして下さり大変恐縮です。

が、道盛さんにお買い上げいただく路線は当面控えようと思う所存であります。(多分)

 

 


2021年6月28日放送分

 

テーマ:道盛浩が買いそうなレコード

 

今回馬越ディレクターから言い渡されたテーマですが、

その週は『聴取率週間』という、

テレビでいう視聴率を測る週間なんだそうです。

ということもあり、上記テーマが決定した次第です!!

ここはなんとしても道盛さんにお買い上げ頂き

番組を盛り上げなくてはなりません。

以前にお買い上げいただいたのは、『ラムちゃんのピクチャ―レコード』、、

なんで手堅く今回もアニメで提案させていただきました。

 

 

 

♪曲:恋のB級アクション/アーティスト:伊藤さやか(1982年)

作曲:小林泉美

中森明菜、小泉今日子らと並び『花の82年組』として『天使と悪魔』でデビュー、

コチラは3rdシングルとなるアニメ『さすがの猿飛』エンディング曲、

オープニングの『恋の呪文はスキトキメキトキス』と迷いましたが、

OP曲はよく耳にするのでコチラにしてみました。

『うる星やつら』でお馴染み、このころの小林泉美さんはキレキレですね。

 

 

♪曲:宇宙は大ヘンだ!/ アーティスト:猪俣猛とサウンドリミテッド(1983年)

作曲:小林泉美

反則なのは重々承知です。

全編おしゃれなインストゥルメンタルジャズサウンドに変貌した『うる星やつら JAM TRIP』盤より。

猪俣猛氏は60年代からジャズドラマーとして活躍、このようなアルバムまでもリリースしており、

現在DJにも人気なタイトルです。

 

 

 

結論からいうと

アニメ好き道盛さんは、『さすがの猿飛』には当時全く興味がなかったようで、

残念ながらお買い上げに至らず。。

確かに我々より10歳上の道盛さんなので、ターゲットをミスりました。藤田さんの方がノリノリでした(笑)

 

2曲目の『JAM TRIP』盤はRCCのレコード室には現物がないのは予め調べ知っておりました。(笑)

なのでソコを突けばお買い上げいただけるかなと勝負にでました、

さらに追い打ち『歌のない歌謡曲』コーナーでも使えますよね~。な~んてセールストークを展開。

 

はいビンゴ。

 

コチラは無事に道盛さんにお買い上げいただきました!!

 

 

今回も楽しい収録でありました。

実益をも兼ねたこのコーナー、是非とも定例化して頂きたい所存です。

 


2021年5月24日放送分

テーマ:夏直前!!和製サバンナ~ファンカラティーナ

 

最初にお詫び申し上げます!!

今回は三者リモート生放送であったので、色々放送ミスがありました。

後で聞きなおしてみましたが、私がグダグダでした。涙

お二方は流石の対応力ですね。すごいです。

三者リモートはどーしてもタイムラグが発生する上、

道盛さん、藤田さんの表情が見えないので難しいですが、

精進しますので引き続き御拝聴願います。

 

♪曲:Feeling Free/アーティスト:小林泉美(1982年)

 

81年にアニメ「うる星やつら」に主題歌「ラムのラブソング」とエンディングテーマを提供し、

ようやく認知された後のソロ名義で2ndアルバム『Nuts, Nuts, Nuts』より。

どことなく『うる星やつら』の一連の作品を彷彿する和製ファンカラティーナクラシックです。

凝ったアレンジですし、中盤ハワイを連想させるぬるま湯系スティールギターや、

バーデンパウエル作ボサノバ名曲『ビリンバウ』のフレーズも導入されておりますね。

尚、ギターはBOOWYでブレイクする前の布袋寅泰も参加しています。

 

 

♪曲:銀色の夏/ アーティスト:遠藤京子(1985年)

 

81年デビュー、3rdアルバム『夢見るスター』より。

大ヒットした曲はありませんが、歌手、女優、ラジオパーソナリティなど多岐にわたり活動し、

82年ドラマ『3年B組貫八先生』などにも出演、現在も配信で楽曲をリリースしているようです。

ちなみにこの曲は83年“Elbow Bones & The Racketeers” 『A Night in New York 』をまんま引用してます。

ですが、なぜか本番では別ヴァージョンがかかってました。

(今回はスタジオに行っていないのである意味仕方ないのですが。どのヴァージョンなのかしら)

 

 

 

 

 

 

 


2021年3月22日放送分

テーマ:80年代アニソン

*佐久間レイ “はみだし天使”1983年

 

*中原めいこ “鏡の中のアクトレス” 1988年

 

最近、RCCラジオ『バリシャキ』でもよく話題となっている

宇多田ヒカルでお馴染みの『シン・エヴァンゲリオン』

特に道盛さんが番組内で熱く語ってます。(ちなみに私は無知 エヴァン度0)

故に必然的にそのようなテーマとなりました。

 

ただ60年代から日本でもアニメは放映されており、1963年『鉄人28号』 1965年『ジャングル大帝』

1969年『サザエさん』 1971年『ルパン三世』 1974年『宇宙戦艦ヤマト』 1979年『機動戦士ガンダム』など

アニメソング専属の歌手(主には水木一郎、子門真人、ささきいさお、堀江美都子ら)が主題歌を担当していたのですが、

83年に『キャッツ・アイ』(歌:杏里)が登場し一気に状況は一変し、

アニソンとニューミュージック(J-POP)との垣根が薄れていきました。

つまり一般の歌手~アーティストがアニソンを担当する時代となったのです。

また子供向けアニメから大人まで巻き込む社会現象が起こったのもこの頃からでしょう(おそらく)

という流れもあり、今回は80年代に焦点を当ててみました。

 

一曲目は、近年20代女性からも圧倒的な人気を誇る『うる星やつら』から。

でしたが、そのままフツーの松谷祐子の楽曲では面白くなかったので、

第一期エンディング曲でお馴染み『宇宙は大へんだ』をベースに製作された、

佐久間レイの83年デビュー曲となった次第です。本家よりトロピカル度ましましなシティーポップス。

現在でも声優業とし活動しており

ジジ(魔女の宅急便)、バタコさん(アンパンマン)、シャンプー(らんま1/2)など多岐にわたります。

仮に第38回『スタ誕』決勝大会で中森明菜に勝っていたら、花の82年組とキョンキョンらとデビューしていたんでしょう。

 

二曲目は、昨年惜しくもお亡くなりになった、まつもと泉さんの人気アニメ『きまぐれオレンジロード』より。

店頭に88年までのコンピレーション(ベスト盤)があったのですが、

人気曲が多く困ったのでお客さんに決めてもらいました。(個人的には和田加奈子推しでしたが・・・)

84年ヒット曲『君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。』、85年『ロ・ロ・ロ・ロシアンルーレット』

でお馴染み、12thシングルとなります。

アニメ上では池田政典、長島秀幸に続く3番目のOP曲となります。

こちらも近年20代の若い方からも支持されており、サントラ盤は来月アナログレコード盤として再発売される予定です。

 

 

御存知のとーり今回は道盛さんにレコードをお買い上げいただきました。誠にありがとうございました。

佐久間レイのシングルは持参していたのですが、

それだけでは道盛さん、藤田さんもピンとこないだろうと思いましたので

同時に『うる星やつら』のピクチャー盤LPも持参しておりました。

 

一曲目の放送中真っ只中でしたが、

道盛:(終始)『ラム』『ラム』『ラム』『ラム』『ラム』『ラム』『ラム』『ラム』『ラム』・・・

二曲目放送中にいたっては、

道盛:『オレはそっち(オレンジロード)は知らん!!!』(怒)

 

番組そっちのけでオマケで持参したラムちゃんのピクチャ―盤の“とりこ”になっており、

道盛さんのつぶらな瞳が少年のようにキラキラしてました。

しつこいようですが道盛さんはレコードプレーヤーは持ってません。。

今回はアニメの絶大な威力を実感痛感、いいもの見させて貰いました。

また機会があれば続編等を紹介したいと思いますのでよろしくお願いいたします。


2021年2月15日放送分

テーマ:一日おくれのバレンタイン

*松任谷由実 “Valentine's RADIO”1989年

*大滝詠一 “ブルー・ヴァレンタイン・デイ” 1977年

 

 

当初、馬越ディレクターからの提案では「バレンタイン歌謡」などのテーマを頂きましたが、、

よくよく考えたら昭和40年代の歌謡曲でバレンタインに起因する楽曲が思いつきませんでした。(あるのかしら?)

 

そもそも日本には1960年代前後に伝わったらしいのですが、基本的にバレンタインとは(私は)無縁ですので

考えてもみませんでした、、気になったのでちらっと検索したところ、

日本初のバレンタイン楽曲は、いしだあゆみとティンパンでお馴染みのアルバム「アワーコネクション」(77年)に収録の

「バレンタインデー」なんて文献を発見しました。

今まで特別意識したことはありませんでしたのですごく参考になりました。(チョコレート曲は60年代からありますよね)

この手が得意のユーミンですら恐らく70年代では無さそうなんです。

 

もし77年以前の国産バレンタイン楽曲たるものがあればご一報ください。。

つまり言い訳ですが、ごくごく一般的な選曲となりました。すみません。

これからも精進しますー。

 

最近はRCCに連続して出演していますが、コチラの更新が滞り気味で申し訳ありません。(閲覧してる方がいるかは不明ですが)

 


2020年10月26日放送分

テーマ:旅をしながら聞きたい曲

*ジミー時田とザ・ギャング “アイム・ゴーイン・バック・オールド・ケンタッキー”1977年

*能登道子,演奏:石田新太郎とシティライツ “あと3センチ” 1972年

 

 

新任の馬越ディレクターにいくつか候補を頂きましたが

今回は「Go To トラベル」を使って旅に出る方もいらっしゃるでしょうし、逆に家での時間が多い方も多いと思われるので

音楽気分を味わっていただければということで、上記テーマとなりました。

 

 

まず1曲目のジミー時田氏は50年代から活動しており日本におけるカントリー音楽第一人者ですが、

自身のバンド”マウンテン・プレイ・ボーイズ”には過去に、いかりや長介、寺内タケシ、尾崎紀世彦らも在籍。

当時日本はロックなんて言葉も一般的ではなかったですし、ビートルズすらデビューしていません。

そーいえば、いつの時代も自由自在にそのシーンを牽引した、かまやつひろし氏もデビューはカントリー楽曲でしたし。

 

この作品は一度渡米し日本に戻って来てからの作品で

1947年ブルーグラススタイルというものが確立した

ビル・モンローとレスター・フラットとの黄金デュエット曲、さすらい人の望郷ソング。

ジミー時田氏の一人デュエット曲、ベテラン健在カヴァーですね。

 

 

2曲目は有名ではありませんが

女性シンガー・ソング・ライター黎明期から活動した一人で、デビュー&唯一作シングルとなります。

五輪真弓嬢、金延幸子嬢ら辺が同期なんでしょうか、、ユーミンもぎりデビューしてません。たぶん

絶品カントリーフォークの伴奏はシティライツですが、白眉スティール・ギターを演奏するリーダー石田新太郎氏も元は

先のマウンテン・プレイボーイズ出身ですね。

 

今回は私も大ファンのプログラム「世界の車窓から」を勝手にイメージし2曲ともカントリー路線の選曲でありました!!

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年10月21日放送分

*スキャット:沢田靖司、演奏:スーパー・ブルー・フェイズ楽団 “孤独の逃亡” 1976年 [BS-1994]

テーマ:芸術の秋!映画音楽!

 

高倉 健、中野良子、原田芳雄ら出演、西村寿行の同名小説(1974年発行)を原作とした、

サスペンスアクション映画“君よ憤怒の河を渉れ”オリジナル・サントラより。


ジャズ界では岡崎広志が有名ですが、スキャットを担当している沢田靖司は60年代後半よりジャズ界における

マルチ・ミュージシャンとし活動、ピアノ、ハモンドオルガン、ヴィヴラフォン、バリトンサックス、

テナーサックス、アルトサックス、ソプラノサックスなども演奏した経緯あり。

演奏の詳細及びクレジットは不明ですが、ギンギンのクラヴィネットを配した、

70年代中期のスティービー・ワンダーを彷彿させるソウルトラックに

(いい意味で)男臭くシュールなスキャットを堪能できます。

近年、DJ諸氏らに再評価され販売価格も上昇し、なお中国でもこの映画は上映されたことから、

問い合わせが多くなっております。(まあ、サントラファンのWantではないのでしょうけど)

芸術の秋に相応しいのかは不明ですが、私自身も大好物の逸品です!!

2曲目の薬師丸ひろ子“メインテーマ”は割愛。(ごめん)


2019年6月3日放送分

*ソウル・メディア “アイ・ウィル・ギブ・ユー・サンバ” 1980年 [YF-7003]

 

*小林泉美&フライング・ミミ・バンド “カーニバル” 1978年 [S-7050]

 

 

テーマ:夏到来!陽気な和製ラテンクロスオーバー”

 

 

陽気な天候が続いてますので、単純に上記テーマとなった次第です。

ザックリいえば“フュージョン”ですが、近年は70年代に比べ更に細分化しているジャンルでもありますので

“クロスオーバー”と表現させてもらいました。。


まず一曲目ですが、

稲垣次郎率いるソウル・メディアによるクロスオーバー作品です。

このユニットは、日本のジャズ面子をはじめとした

(変則)集合体にて、このアルバムには前田憲男、岡沢章、大野エリらも参加した、そうそうたる面子~。

これまでは“稲垣次郎とソウル・メディア”という表記をされてましたが、今作より“ソウル・メディア”に変更。

サウンドアプローチも、それまでのジャズロック路線から時代の流れによりフュージョン色が濃くなった作風、

タイトル曲はディスコとサンバを融合させた作品で、同時期海外と比較しても全く見劣りしないと思っとります!!

常に新たなサウンドを追及してきた稲垣次郎とソウル・メディアが、

ジャズとポップスの融合(フュージョン)目指して作り上げたアルバムですが

近年ライトメロウ路線の側面からも再評価され、数年前には初CD化となりました。

RCC長原さんも当店初来店にて偶然かかっていたのを聞き大絶賛、個人的にも思い入れ強な楽曲です。

 

二曲目は、

後に大ブレイクした、81年アニメ“うる星やつら”でお馴染み。(作曲・編曲)

高中正義の秘蔵っ子で、パラシュートや高中正義バンドにも参加した女性鍵盤奏者。(編曲・コンポーザー)

得意とするラテン~トロピカルな作風は、まさに女版高中正義ともいえるでしょう。

“フライング・ミミ・バンド”と共演したこの2ndアルバム“シー・フライト”からで

サルサとサンバを融合したかのような楽曲は、デスカルガ(即興セッション要素)をも彷彿させる、

のっけから熱い演奏で、聴くたびにノリノリ~グッときます!!

近年某アーティストがSNSで推した”サマー・ワイン”収録の人気盤~!!


2019年4月15日放送分

・ぺきんだっく “大道りを横切って” 1978年 [KQR-1002]
・ジュン上久保 “勲章いっぱいぶらさげて” 1972年 [ETP-8210]

テーマ:広島にゆかりのあるアーティスト

 

 

 

 収録日の近々までテーマは全く決まっておらず、

悩んでいたところ、ディレクターの長原さんが

「“ぺきんだっく”かけるかー」の一言から始まりました。。

そう、こんなに親しく接している“ぺきんだっく”のリーダー瀬川さんとの仲なのですが、

一度も音源を聴いた事がなかったそうなんです。

で無理矢理このテーマとなった次第であります。


 一曲目は、1978年アルバム[COLD SUMMER」より。

瀬川さんが広島経済大学在学中に結成したバンド、名前の由来は細野晴臣「北京ダック」から拝借。

自主盤(一日で録音したらしい)ながら、近年の和モノブームの影響もあり、

それ系のガイド本に掲載されたりと、話題となりました。

現在、リーダーの瀬川さんは流川で、“GOUTY  PAO”というBarを運営なさってます。

 

放送終了後、私へ直々に電話があり、

「録音の時、指を怪我して納得いかないパフォーマンスであったのを、ちゃんと説明したんか?」

とお叱り、、

ずばり収録中その事は触れていませんでしたので、そういうことみたいです。。大変申し訳ありませんでした。

2曲目は、
瀬川さんがお店を始める前に勤務していたのは、上久保さんの会社でした。
上久保さんは出身は京都で広島育ち、10代後半はアメリカ留学と経歴の持ち主、
現在はRCCラジオ毎週土曜日午後5時~「LIFE IS」パーソナリティー。
この曲はアメリカから帰国後(70年頃)、すぐに録音されたアルバム「サンフランシスコの奇蹟」より、、
ギタリストながら、なんとこのアルバムはほとんどの楽器を本人が担当。
ちなみにここだけの話、オルガンだけは深町純さんだそーです。(本人談)
当時、世の中はフォークブームで自作自演と表記される時代、
当然シンガーソングライター~マルチプレイヤーなんて言葉は生れていなかった中、
恐らく、
かまやつひろし“ムッシュー かまやつひろしの世界”(1970年)、
ジャスティン・ヒースクリフ(喜多嶋 修)“ジャスティン・ヒースクリフ”(1971年)
に次ぐマルチプレイヤー作品(多分)。
上記お二方は60年代から活躍中ですし、偉大なデビュー作品であるといえるでしょう。
現在はCD化されており、和製ヘヴィー~サイケロック黎明期における大変すばらしい作品ですので是非に!

2018年8月20日(月)放送分

 

・河合奈保子,Duet:デビッド・フォスター  “LIVE INSIDE YOUR LOVE ~あの夏をもう一度”  1984年 [AF-7310]

 

・杏里  “ハネムーン・シャトル” 1986年  [28K-105]

 
テーマ:和製冷却AOR

 

 

今回は(も)1か月ぶりにRCCへお邪魔しました。

今年の夏は大変でした。番組冒頭でもお話した通りこの2か月の間に出張販売催事が計6か所(昨年は4か所)

おまけに社用車(ポンコツハイエース)を購入したために、自走往復における店頭休業日の増加、、

それに伴い店頭による作業(値付け等)が疎かになったようにも感じました。

トータルで考えてみて、自走と郵送によるバランスを検討してみないといけませんね。(今更)

しかしながら、各催事会場には猛暑の中沢山の方にご来場頂き誠に有難うございました!!

ただ、自走だから6か所も参加できたのもありますし、郵送よりも経費は下がったとも思いますが。。

そんなことを広島へ戻ってきてグルグル頭の中でそろばん勘定しておりまして、

そんなスッキリしていない中番組出演、どーも(私の)歯切れが悪かったようにも思います(いつも)。すみませんでした。(笑)


 今回収録3日目前、長原ディレクターに言い渡されたテーマは、昨今の猛暑にちなんで“脱力感”でありました。

「だらっとした音楽で・・・。」

(笑)いーんですか?と確認しましたが、、

「盆も終わり、一番やる気が起きない季節~天候なんでいーです。」と。妙に納得。

そこで当初のテーマは“和製脱力ニューウェーヴ”だったのですが、店頭の商品も不完全故、選盤しにくい状況であった為

上記テーマとなった次第です。おまけに妻には“番組聴いていて趣旨がよくわからなかった”とダメ出しを頂きましたが、

反論~議論~説明する気ゼロで完全スルー、今のモチベーションは更なる“脱力”しかありません。。

 

 さて、本日の1曲目は

デビュー5周年を記念したアルバム“デイドリームコースト”から。記念盤に相応しく、

なんと米ポップス界帝王デビッド・フォスターがデュエットしとります。またバックの面子も強力でTOTOのジェフ・ポーカロ、

シカゴからはビル・チャンプリンらが参加しています。シングル路線とは真逆で派手さは皆無ですが、

夏の終り~9月頭にアジャストするボサビート導入クーリングAOR路線な逸品でございます。

ちなみに海外録音第一弾アイドル路線脱却アーティスト志向へ。


 2曲目は、

前作“WAVE”延長線、夏をテーマにエキゾティックなアジアンテイストの楽曲を主体に収録された9thアルバム“ミスティーク”より。

作・編曲はトロピカル路線が得意な佐藤博。冒頭から水中を漂っているような

浮遊感溢れるトロピカルメロウフローターAORな逸品でございます。


今回は(も)道盛さん、藤田さんにいろいろ助けていただきまして感謝です。


2018年5月21日(月)放送分

 
・バッジ(THE BADGE)  “ダウンタウン・センセイション”  1983年 [25RL-0001]

・松田聖子  “ハートをRock”  1983年  [28AH-1528]

 
テーマ:和製ウキウキモータウンビート

 

 

 

 今月は先月に引き続き放送することが出来ました。久しぶりの2か月連続、、

そもそも月一のコーナーではありますが。。汗

 

 番組冒頭では、道盛さんが某書店にて立ち読み中、

DVDを売却する一般の方と、店員氏の揉めていたやりとりを盗み聞き。

その件に熱く論ずる道盛さん。(音楽ソフトの査定などについて。)

私はスタジオの外、影に隠れて静観してましたが、

 

 

悪い予感的中。

 

 

私のトコへ火の粉が降って参りました。

商売柄、日ごろからの査定には十分配慮しておりますが、

改めていろいろ意識させられた番組冒頭でありました。

 

 

 今回のテーマは、最近ではすっかり認知されているモータウンビート。
1曲目は、1982年ザ・ジャム来日公演で前座を務め、その際ポールウェラーの父から
イギリスデビューを勧められるなどの伝説、、海外からブート音源(海賊版)もリリースされるなど
和製パワーポップバンドとして認知されてます。唯一作のこのLP“TOUCH”は全編洋楽から影響を受けた箇所が
随所にみられ、A-4ではニック・ロウ“Cruel to be kind”に影響されたA-4などもありますが、
今回は上記隠れモータウン・ビート曲です。(隠れてないって?)

 2曲目は、代表曲“天国のキッス”“秘密の花園”2大ヒット曲を収録した、
松任谷由実、財津和夫、杉真理ら豪華作曲陣による絶頂期7thアルバム“ユートピア”から。
この曲は後に作曲者である、甲斐よしひろ氏本人もカヴァーしとりますが、
聖子ちゃん>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>甲斐、で異論はないでしょう。たぶん。
この作品、当時シングルカットはされていませんが、
聖子ちゃんファン投票では上位にランクインされる隠れ名曲であります。

 


 

2018年4月9日(月)放送分

・平岡精二 “謎の女「B」” 1969年[FS-1094]

・大橋巨泉 “こりゃまたみなさん百面相” 1969年 [BX-100]

 

テーマ:コミックソング ジャズ歌謡編

 

 

 

 

 

今回は(も)数か月ぶりにRCCへお邪魔しました。

最後の収録は1月ですが、2月は異常気象による店舗水道管破裂、、3月は確定申告や出張販売催事(4か所)など。

無責任言い訳野郎こと、植木等こと、私であります。どーか、クビになりませんよーに。

 

今回の収録のために、出張催事で仕入れた手土産を3か所分持参。(浜松、神戸、大阪) 先手必勝。

流石に三か所分の手土産進呈となると、よほど気を良くしたのでしょう、

通盛さん、藤田さん御両名、丁寧にありがとうと言って下さいました。安堵。

 

さて、本日の1曲目は

フジTV「小川宏」ショーでオンエアーしたところ、大きな反響があり、レコード化となった逸品。(らしい。)

その割には市場で見かけない気もしますが、、、

日本ではヴァイヴ(ヴィブラフォン)奏者としては、第一人者であり、

作曲家としてもペギー葉山「爪」など有名曲多数でありますが、

コチラは1967年に曽我町子への提供曲でもあり、よほどお気に入りなのか、、

自身も歌いたかったのでしょう。

記述するのもメンドーなくらいのコミックソングなので内容は割愛。

余談ですが、作曲家の浜口庫之助氏も「僕だって歌いたい」という作品を残しています。

 

2曲目は、私のフェイヴァリット。

フジテレビ「巨泉のスター百面相」挿入歌。

これまた非常にどーでもいい歌詞に、筒美京平氏作曲活動大ブレイク前ワークスによる、グレートな人気盤?。

編曲には、ソロアルバム発売前というか、ミュージシャン活動を始めたばかり(1969年)の鈴木宏昌氏編曲であり、

ジャズボサ風オケの秀逸さと、ダメな歌詞とのミスマッチがサイコーで、いつも胸が熱くなります!!

ちなみに巨泉氏は60年代からジャズの解説も手掛けており、

米ジャズコーラスグループのフォー・フレッシュメンに心酔していたようであります。

 


2017年11月13日(月)放送分

 

・佐藤 博  “最後の手品”  1977年 [LX-7009]

・ブレッド&バター  “The Last Letter”  1979年  [ALR-6019]

 

テーマ:隠れた秋の哀愁AOR

 

 

 

 

 

今回は数か月ぶりにRCCへお邪魔しました。
数か月空いた理由は、他ならぬそれこそ本業である“出張販売催事”が理由なのですが、、
絶対にその事(出演できなかった理由)を必要以上に突っ込まれると思い、
先週開催された大阪催事にて【高級な】お菓子を予め用意し、当日午前中にRCCへお届け完了。
私は不安要素を排除したと思ってますんで、
意気揚々とRCCへ午後到着。お二人とも得意のゴルフネタで、リハーサル開始。う~ん、平和な昼下がり~。
つまり私の目論見では今回(こそ)は、
道盛さん、藤田さん御両名に“こねくり回されぬ”よう、万全を期したつもりでありました。

が、、、

 

「オメー、数か月なにやっとんねん!!!」的なつまり“いつもどーり”な感じの進行で、、
またしても&当然ながら私の“浅はかな計らい(お菓子贈呈)”は意味を成すことはありませんでした。
、、、しかしながら大変有難い限りであります。。
ちなみに私はドMではありません。XLです。(高田純次ネタ。)
いつかギャフンと言わせたいなぁ~。


さてさて今回長原Dに言い渡されたテーマは“隠れた秋の哀愁AOR”とのことでありました。
その真意を確認したところ、、

長原D「そりゃ~、秋じゃけーよっ!!」

私「・・・承知しました。」


オシャレ番長&元ミュージシャン、バブルAOR世代の長原Dをやっつけるのは、並大抵のセレクトでは当然OKが出ません。

問題は“隠れた”がキーワードでありますが、要するに茶の間ヒット的なシングルではNGの可能性大。ムムム。

はっきりいって、私は長原Dの〇玉は握っていると自負します、(長原Dの嗜好性のこと)

とっておき曲をピック。それが1曲目“最後の手品”であります。まさに手品。


長原D「いーじゃん、和製ハースマルティネスだね~。」(←どんな人かは省略、Wikiみてちょ。)

流石、例えが洒落てます。私はマイケルフランクス路線を想定していたのですが。。。

簡単にサクッと説明させて頂きますと、氏の2nd“Time”に収録。後に佐藤奈々子もカヴァーした、

所謂BPM遅めのライトメロウ曲で、イントロからナイスなフェンダーローズ。

本テーマで選考中、偶然にも大学生の和也と意見合致した楽曲です。なかなかやるな~和也。

当然、ティンパン系アーティスト強制参加系。存命であればどんな活動を行っていたのでしょうか?

 

本日2曲目は、ブレバタ。

コロムビアから数年休止後、ALFAへ移籍し79年作のLP“レイト・レイト・サマー”より。

夏の終りをテーマにしたこのアルバムでの有名収録曲は、シングルカットもされた

ユーミン作の“あの頃のまま”で異論はないと思いますが、

私がピックしたのは“The Last Letter”であります。

この作品は作詞:高橋幸宏 作曲:細野晴臣 でありますが、

79年には既にYMOは結成活動中、そんな中のアコースティックメロウ、

わかりやすく言いますと、細野さん三部作(わかるよね)延長線上の楽曲であると認識しております。(勝手に)

 

長原D「ブレバタ苦手意識あったんだけど、この曲はい~ね~。」


私「フフフ。」

 


2017年4月17日(月)放送分
 
・ジュディー・アントン “リビング・イン・ザ・シティー” 1980年 [HL-5006]


・アレッサンドラ・ムッソリーニ “甘い記憶” 1982年 [ALR-22002]
 
 
テーマ:外国人が日本語で歌うAOR
   

  今回のテーマは、本来“日本語で歌うAOR”って通達でしたが、、そもそもこのコーナーは基本的に、

日本人~和モノ縛りなので、変なテーマだなぁと感じておりました。で外人アーティストにて候補に数件案内したところ、

「アレ、日本人のAORで良かったんだよー」

「・・・ズコッ」

ってなくだりで、そのまま外人アーティストで今回のテーマになった次第であります。。。

難しく考えて損した~。(笑)

 

 まず一曲目ですが、良い子のみなさんにはオナジミでしょうか??

近年ではガイド本なんかにも多数掲載された、ジュディー・アントン嬢ですがNY出身で十代から父の仕事の都合での来日がきっかけで、「11PM」などにもカバーガールとしても出演。また、TBSでは天気予報のパーソナリティなど幅広く活躍。その後はシンガーとして勉強するため一時、日本を離れたようです。

 この作品は再来日における、日本制作セカンドアルバム「スマイル」からで、編曲は松下誠、向谷実(カシオペア)らの豪華面子となっております。つまり全編カシオペア~フュージョン臭なAORであります。近年CD化にもなりましたが、LIGHT MELLOW シーンでも需要があるのがよーく理解できます。決してボーカルが上手いわけではありませんが、フワフワしたコケティッシュなボーカルも味があります。。また、時折挿入される伊東たけし氏のエロいサックスも素敵ですね。。余談ではありますが、B-1はなんと、Gino VannelliのAOR名盤「BROTHER TO BROTHER」“THE RIVER MUST FLOW”のカヴァーです。英語歌唱ですが。。。

 

 2曲目は60年代に活躍した女優ソフィア・ローレンとも親戚、イタリア出身の医者、歌手、女優、モデル、現在は政治家とタレントの域をはるかに超えた方で、名前からの想像どーり、なんとかの七光りでしょうか。。

 この作品も(当然)日本制作となりますが、本人唯一のアルバム「アモーレ」からとなります。プロデュースは全曲ミッキー・カーティス氏なのですが、全くその気配は感じません。(笑)ちなみにB面数曲は佐藤博氏が編曲しています。森雪之丞作詩、作曲・編曲:穂口雄右による作品ですが、歌謡曲の泣きも感じられる日本人の琴線系AORとでもいいましょうか、、つまり哀愁ミディアムAORで、このギリギリ感は私も嫌いではありません。

 


2017年3月6日(月)放送分
 
・フィフィ・ザ・フリー “栄光の朝” 1969年 [Z-1-JA]
・岡田可愛 “明日へ飛び出せ” 1972年 [SV-2281]
 
 
テーマ:春のグルーヴィー
  
  

  今回のテーマは、本来“和製ピンクフロイド”でと通達がありました。。。確かに無くはない(限りなくない)ですが
もーちょっと分かり易く、和モノソフトロックということで、着地しました。。マニアックすぎるのも面白くないでしょうし。

なんで多少グルーヴィーなソフトロックということでテーマが決定した次第です。

 
 まず1曲目は、“栄光の朝”ですが、
暦は“弥生”故に前向きな歌詞も視野に入れた選考で、
今回のお題に白羽の矢的ピシャリなのは、フィフィ・ザ・フリーというグループ。
大まかに分類したらカルトGSの範疇なのでしょう。
69年デビューですが、当時グループサウンズのブームも終焉しつつあり、
若者を主体とした新しい音楽シーンを担うべく村井邦彦氏が立ち上げた、
当時コロムビア傘下のALFAでございますが、
こちらはその第1号となります!(後は荒井由実、赤い鳥などでお馴染みですね。)
 瀬戸内海のどっかの島で特訓した秘話もある大阪芸大出身のグループで、
凝った多重(ゴスペル的)コーラスを導入したり、複雑なコード展開で、
音でいえば和製サジタリアス的な立ち位置でしょうか?(大袈裟)
筒美京平氏同様、洋楽への想いがビンビンに伝わりますが、
当時日本はフォークブーム、全くヒットせず評論家の先生方からも酷評されたようですが
後の80年代~GSブームで発掘され、ようやく認知された悲運なグループといえるでしょう。
 
 2曲目は、60年代子役期を経て活動していたタレントですが、
現在で例えると70年代の菊地桃子嬢でしょうか??(古い&無理矢理)
本格的な活動は高校生からで、その後は御存知、映画化された“サインはV”(70年)では主役抜擢となった
可愛嬢ですが、代表作は“涙こらえて”(68年)“小さな日記”(70年)くらいですが、
コチラは後期72年の作品で市場でもあまり見かけないように思います。
 まあ、この曲のキーとなるのは作曲者で、11PMで有名な、
また和モノにおけるアイコン的存在のピアニスト兼コンポーザーの三保敬太郎氏ですが、
この前後の作品は特に人気があり(例:こけざる組曲(71年)など)、奇才ぷりを発揮しております。(笑)
この曲での歌唱力は、当時のタレントさん並みの“したッ足らず”な感じも、またオツですが、
曲のオケは、イントロのフィルインから失禁、華麗に転調する素敵なソフトロックであると思いますし、
バックは完璧だと思いマス!!(クレジットは不明、気になります。)


2017年2月13日(月)放送分

 

・鰐淵晴子 “しばられて” 1976年

・朝丘雪路 “ためいきのスキャンドール” 1968年

 

 

テーマ:フェロモン

 

 

 

 

 今回のテーマは、全人類の男性諸君がソワソワするであろうヴァレンタインデーを明日に控えております故、

“フェロモン”がキーワードでした。つまりエロ(フェロモン)と位置付けます。(無理矢理)

今回の放送を聞いて奮い立つようなヴァレンタインをお過ごし頂けると幸いでございます。

 

 まず1曲目は、“しばられて”ですが、

御存知、モデル兼バイオリニスト兼タレントの異色の存在で、しかもハーフな晴子嬢、

近年では山崎豊子さん脚本“華麗なる一族”にも出演、50年代から映画にも多数出演している彼女ですが、、

60年代にはレコードも少し出しており、所謂カルトな存在であろうと思います。今回テーマを伺った時、真っ先に思い立った女優であります。理由としては、上記収録されているアルバムのジャケットが強烈で、まるで明治時代の吉原 花魁(おいらん)をイメージしているようで(内容も)、また原節子の再来とも云われたその美貌も完璧であります。

 問題の曲の方も、加藤和彦氏がミカバンドを解散した時期によるインスト曲ですが、まるでスティーヴィーワンダーに影響されたかのようなクラヴィネットもナイス、ソウルテイストのトラックに鞭と喘ぎ声がタップリ挿入されている、

見事にシュールなお色気物なので、つまり“ドS”な男性諸君に捧げたいと思った次第であります。

 

 2曲目は、先の鰐淵晴子嬢より、断然知名度は上ですが、こちらも歌手、女優、元宝塚出身、バラエティでは数々の問題発言?

所謂マルチタレントですが、今回の目玉と位置付けました。。つまりカルトフェロモン金字塔曲といっても過言ではありませんし、クレジットには作家初期による阿久悠(A面)。今回はB面のスキャット曲ですが、まさに“最中”を連想させる、男女の掛け合いもサイコーなリズム歌謡であります!!

 

 今回は両方ともRCCには音源なし、ぶっつけ本番で長原さんも心配であったかと察します。

またフェロモンスキャットな2曲であった為、道盛さん、藤田さん両氏も「両方ボーカル入ってないやんけー!!」

及び視聴者様からのクレーム必至の選曲でしたが(真っ昼間からスミマセン)、また機会あればリベンジさせて頂きたく思います。何か忘れている気がしてなりませんので。

 


2017年1月9日(月)放送分

 

・猫 “雪” 1972年

・吉田美奈子 “扉の冬” 1973年

 

テーマ:冬

 

 

 

 

 今回、長原ディレクターから言い渡されたテーマは、なんと“冬(雪)”でありました、

長原さんにしては珍しくえらいザックリなテーマ、、私も逆にこういったテーマの方が苦手であります。

なんでかと申しますと、単純に“冬”ワードな曲は膨大にありすぎて、悩みに悩むことが予想できるからに他なりません。

今回は開き直り&ど真ん中で上記2曲であります。。

 

 1曲目の“雪”でありますが、

勿論よしだたくろう氏のファーストアルバム“青春の詩”収録の名曲であります。

まずここで、スワンプロック臭プンプン、土着的要素満載でカヴァーされた“猫”ヴァージョンにするか、

それとも、シングルカットもされていない本家のフォーキーボサノバかで悩んでいました。。。

が、お客さんにそれとなく相談したところ、

予想に反して、、「猫の方がいーんじゃね。」

理由を伺ったところ、「最近猫ブームだから・・・」とのお返事。

素晴らしい返答で瞬殺KOされた私、故にそーなった次第であります。(ズコッ)

 

 収録の当日1月9日(月)、本日は成人の日であります。

という訳で、なんとなーく20才(二十歳)な音源があればなーと模索しておりました。

で、細野晴臣氏らキャラメルママを従えて華々しくデビューすることとなった、当時二十歳の美奈子嬢に異論なく決定。

まあ曲も冬らしく、厳かで張り詰めた空気感だったり、重々しく潔癖で暗い感じによることからでもあります。

ただこのタイトル“扉の冬” 何歳になっても想像力の乏しい私には難解です。いつになったら理解できるのでしょうか?涙

余談ですが、ユーミン“ひこうき雲”も1973年。何かの因果関係を感じてしまいますねぇ~。

 

※ラジオを聞いて当店に御来店下さいましたS様、

瀬戸内海におけるぶっこみ釣りの有益な情報をありがとうございました!!

厚く御礼申し上げます!!

 

 


2016年11月21日(月)放送分

 

・タイム5(タイム・ファイブ) “コール・ミー” 1970年

・フォー・シンガーズ(岡崎広志、伊集加代子ら) “マイルストーン” 1977年

・北原理絵 “カマキリ遊び” 1983年

 

テーマ:ジャズ・カヴァーもの

 

 今回、言い渡されたテーマはカヴァーでしたが、以前にディスコカヴァーでは紹介済みでしたので

今回はジャズカヴァーでとなりました。

ここではジャズ畑人脈による所謂“ジャズカヴァー”ではないことを予めお伝えしておきます。

 

まず1曲目は、ダーク・ダックス、デューク・エイセスらに継ぐ

日本の男性ジャズコーラスグループ5人組(同志社大学出身)によるファーストアルバムから。

リーダー作は沢山ありませんが、

70年代から数々の他アーティスト作品に男性コーラスパートに多数参加してますね。(クレジットにかなりの記載あり)

英ポップス作曲家トニー・ハッチの名曲“コール・ミー”のジャズカヴァーであります!!

ジャッキー・トレント、ルルなどの歌唱で有名ですが、モダーンなイントロでディレクター長原さんもビックリされてました。

ちなみに、このキング“NEWS”シリーズは当時予算がなくモノクロ単色ジャケとなったそーです。(元キングディレクター談)

 

2曲目は、日本初の男女混成モダンコーラスグループ。

1964年から活動開始し、一時“フォーシンガーズ”名義では活動中止となり77年に復活した作品“ウェルカム・バック”より、

あのマイルス・デイビスの57年代表作“マイルストーン”をリーダー岡崎広志が圧巻スキャットカヴァー!!

活動中止となった背景は不明ですが、60年代中後期、深夜番組“11PM”オープニングテーマでお馴染みの“岡崎広志とスターゲイザーズ”による活動期間の影響でしょうか?。つまりフォーシンガーズ→スターゲイザーズ→フォーシンガーズ+ソロ。(多分)

 

3曲目は、今回の目玉?三段落とし的意味合い。日活ロマンポルノ女優からのセカンドアルバムから、

なんと暴挙ともいえるモダンジャズピアニスト、バド・パウエルの代表曲“クレオパトラの夢”に自作詞込み歌唱。

ポルノ女優らしい?(ハレンチな歌詞)+石松元、横内章次、荒川康男らそうそうたるメンツ参加とのギャップが素敵です!!

ファーストアルバムもジャズカヴァー歌唱ですが、帯のサブタイトルにもあるように

さらに“うざったい男はノー・サンクス”やさぐれ路線であります!!

 

今回、長原さんがノリノリだったため3曲構成となり、魚釣りのお話があまり出来ず申し訳ありませんでした。


2016年10月17日(月)放送分

 

・岩崎宏美 “南南西の風の中で” 1978年

・広谷順子 “Last Scene...さよなら” 1979年

 

 

テーマ:秋っぽいもの

 

 

 

 

今回言い渡されたテーマですが、約5か月番組のお休み(出張催事などで)を頂いておりましたので、

なんでもおススメで良いとのコトでした。

が、テーマが無くては選曲できませんので、そのようになった次第であります。

 

露骨に「秋」が含まれる曲名は、なんとなーく使いたくありませんでした。ので1曲目はコチラからです。

歌詞の中には「秋」キーワードは含まれますが。

御存知、筒美京平氏の覆面ディスコユニット“Drドラゴン”が伴奏ですから、

ソウル色強めで、流麗なストリングス◎ゆったり落ち着いた秋らしいシカゴソウル歌謡です!!

なんとなーく、米シャイ・サウンドのカール・デイヴィス&ジョニー・ペイト系、

華麗なるブラス&ストリングスを彷彿します。(大袈裟&個人的見解)

この曲、シングルとなった“シンデレラ・ハネムーン”のB面ではありますが、

当時、リアルタイムだった道盛さんは全く印象に残っていないらしく、派手なA面が印象が強い為

見落とされがち&地味(失礼)な楽曲であります。

 

2曲目は、実は詳細不明(すみません)なYAMAHAポプコン系?♀SSWのデビューアルバムからの曲で

(私は)冒頭のスキャットで悶絶KO、マイナー進行で転がるように転調を繰り返し、

サビも刹那歌謡曲路線ですが、所謂ライトメロウものです。

よく問い合わせがあるのは、和モノガイド本にも掲載されること多数なセカンドアルバムですが、

本作も、隠れ“大貫妙子“都会”系”(言い過ぎ?)でなかなかよろしいかと思います。

 


 

 

 

2016年5月23日(月)放送分

 

・ビッグバン “愛のコリーダ” 1981年

・しのづかまゆみ “あんたはセクシー” 1979年

 

 

テーマ:ディスコ

 

 

今回、長原ディレクターに言い渡されたテーマは

なんと“ディスコ”でございました。

 

これまで、季節に関連したテーマが多かった為、当然その意図を確認したところ、、

「今度RCC主催でディスコのイベントするから~」との返信でした。

 

故にこのような選曲となりましたが、今回はカヴァーモノで、

つまり山下達郎氏SSB風でいうならば、“珍盤奇盤飛び道具系日本語ディスコカヴァー”(長い)

とさせて頂きました。

 

まず1曲目はみなさん御存知クインシー・ジョーンズのカヴァーでおなじみで、

クレジットには、ショーグンの大谷和夫Prod。

他の詳細は全く不明です。(ごめん)

ためしに、他サイトをのぞいてみたところ、

“ファルセットが気持ちいい~名カヴァー”と記載ありましたが、、。(そうか?)

本番中、道盛さん、藤田さんの反応は苦笑い。

かなーりコメントに困っていたようで、それが面白かったです。。

私自身、パーソナリティーを困らせる選曲に楽しさを覚えた瞬間でもありました。(ぷぷぷ)

 

2曲目はタイトルからは分かりずらいでしょうが、

ロッド・スチュワートのアイム・セクシーの日本語カヴァーです。

“スタ誕”出身(1974年)、ひらがな芸名期の5枚目のシングルで、後は篠塚真由美となりますが、

ハスキーボイスも◎歌唱力もなかなかなのですが、当時こんな暴挙に出てもヒットしなかったんですね~。

見かけることが少ないです。。

 

改めて考察すると、日本に於ける“ディスコ”=“サタデー・ナイト・フィーバー”旋風は、

相当な影響を与えていたのがよく分かります。

つまり、映画サタデーナイト~映画公開は1978年(日本)なので、

ソレ以降はロックのアーティストですら、

こぞってディスコビート(4つ打ち)を導入しているのが、よーく分かります。

なので、所謂“ディスコ歌謡”を探されている和モノDJ諸氏の皆様、、

むやみに試聴(20~30枚 数撃ちゃあたる)でなく、

当時のシングルの定価(邦楽70年代後半は定価600円)や時代背景もよーく考えよ~~ね~!!(笑)

 


2016年4月18日(月)放送分

・麻倉未稀 “トロピカーナ・パラダイス” 1983年

・大空はるみ “Lazy Girl” 1982年

 

テーマ:旅

 

 

今回、長原ディレクターに言い渡されたテーマは

ズバリ“旅”でございました、、

 

そんなシーズンだったっけ?と思い長原ディレクターにその意図を確認したところ、

「大型連休そろそろだからねぇ~」てな具合の返信でありました。

 

私自身、“旅”と言いますと、素晴らしい番組、そう皆さま御存知「世界の車窓から」に他なりません。

しかも選曲の“妙”といえば、神崇拝レベルで昔っから大ファンであります。

こんなに、風景と音楽をリンクさせる企画は他に見当たらないと思っています。

特にフォーク、カンタベリー系での選曲は素敵すぎます。

いつか、溝口さんにお会いしたいなぁ~。(ちなみに“世界の車窓から”のDVDは未購入であります。)

なことを想像しながら今回の“お題”についてですが、“旅”にもいろいろありますので、

今回は“旅”→“旅行”→“南国”→“トロピカル” つまり【初夏】と勝手にさせて頂きました。

 

さてさて、今回は(も)ある意味、定番で占めさせて頂くことを予めお知らせ&お断わり申しあげます。

 

1曲目は、和モノ定番でもあります(よね)、

サヴァンナ歌謡(注:米オリジナル・サヴァンナ・バンドの影響大の曲)で勢いよく開始でございます。

今回のLPから未稀嬢に全作詞&頭角を現した清水信之Prodの作品で、

露骨なぶりっ子歌唱と間奏のヴァイヴが即死レベルな程気持ちいい、和モノDJ【課題曲】というべき名作でございます。

なんで、この後、例の「ヒーロー」のカヴァーなんてしたのかなぁ~といつも思ってしまいます。

皆さんもそう思いますよね~?

 

2曲目は、3度目の変名(森野多恵子→タンタン→大空はるみ)を余儀なく?だったのかしら?

記念すべき大空はるみ名義ファーストアルバム“HARUMI NO MOONLIGHT SERENADE”から拝借。

こちらも清水信之Prod作品からですが、大胆にも加藤和彦(5thLP「パパ・ヘミングウェイ」収録)カヴァーですね。

こちらもイントロからノックアウト、ビーチでうたた寝系名曲エレクトリック meets ノスタルジック+トロピカルな楽曲で、

この収録のLP自体、加藤和彦氏の気合いの入れ具合がハンパありません。

他にも、加藤和彦(4thLP「ガーディニア」収録の“TODAY”)のカヴァーもなかなかであります。

なんか“二人の関係”があったのかしらと思わざるえません。(笑)

まあ、筒美京平&平山三紀に通ずるようなもんでしょうか。。

つまり、うまい下手ではなく“声”の存在感というような感じの魅力があったのでしょうね。

ちなみにちょっと前に“大空はるみ”名義の作品がタワーレコード様 限定にて初CD化となったようですねえ~。

 

ただ冷静に、ちょっと時期的に早すぎる選曲であったと後悔しています。

まだまだ、溝口氏には遠く及びませんわ。(当然)


2016年3月17日(木)放送分

・ラジ “THE TOKYO TASTE” 1977年

・真鍋ちえみ “ねらわれた少女” 1982年

・ビートたけし “TAKESHIの たかをくくろうか” 1983年

 

テーマ:YMOのいい仕事

 

(今回も)最初に言っておきますが、YMO結成期以前の音源も含まれますので、予めご了承下さい。要するにソロワークス的側面でということで。YMOの大ファンであると公言する道盛さんの視線がプレッシャーですね~(汗)。なんせ膨大な量の作品がある訳ですし、選曲も難考しました~。

 

1曲目がまず“ソレ(結成期以前)”なんですが、YMO結成期以前にあたる高橋幸宏作詞曲で、デュエットで南佳孝参加となります。

今回なぜこの曲にしたのかといいますと、選考段階でお客さんのウケが一番良かったからに他なりません。そのお客さん曰く「なんだか流線型(現行のアーティスト)みたいですねぇ~。」とのことで、流線型が影響を受けたと思われる箇所が随所に見られます。

簡単に言うと“オシャレ”なLIGHT MELLOWなんです。

また後付けではございますが、来月南佳孝がライヴでやってくるみたいですし。

 

(南佳孝の大ファンである、ディレクターの長原さんも既にソワソワしておられました。(笑))

 

2曲目は、ある意味定番とでも言いましょうか、ちえみ嬢のソロデビューシングルで細野晴臣作曲のテクノ歌謡定番曲ですね~。

所謂テクノ歌謡でもLowなBEATが良い感じで、一昔前からそっち方面では有名でしたが、

近年若干値上がりしているように見受けられます。(多分)

たいがい80年代アイドル系のデビューシングルは、最初まあまあ売れて徐々に売れなくなるというのが一般的で、

他人の曲をカヴァーしてみたりとかで終焉を迎えます。(なように思います。)

周知のとーり、アイドルグループ“パンジー”に所属していたちえみ嬢ですが、最も成功したのは北原佐和子嬢で異論はないしょう。。

 

3曲目は坂本龍一作曲ですが、これまた一苦労。

ちょーど在庫しているレア盤(と言っていいだろう。)の、少年少女合唱団みずうみ “アイヌの宝物”1975年 に決定していたのですが、放送1時間前に第2候補である、ビートたけし “TAKESHIのたかを くくろうか”と差し替えた次第です、、

理由は今朝の大事故による収録時間上の問題でRCCはごった返してる状況、、

マニアックな“少年少女合唱団みずうみ”の説明から入るとタイムテーブルを押してしまう可能性があった為なんです、、

で急遽チェンジ、私自身はタケシ推しであった為、良かったです。

いつ聞いても味のあるワルツ歌謡ですねぇ~。

 

※あーでもない、こーでもないと選考にご協力くださった、ナイアガラ&ライダースコレクターのNGC氏に感謝いたします!

 

 


番組名:亀渕昭信のお宝POPS(パーソナリティ:亀渕昭信)

放送パート:「にっぽん全国レコード店めぐり」

当店が出演いたしました。

 


2016年2月11日(木)放送分

・石野真子 “ブルー・スプリング” 1981年

・郷ひろみ “入江にて” 1979年

 

テーマ:和モノスウィートソウル

最初に言っておきますが、70年代中期和モノでスウィートソウルなんてものは存在しませんっ!!(多分)

上記テーマを告げられた時は、「面白そ~ですね~~」なんて簡単に考えていたものの、、よくよく考えてみたら米StangレーベルのMoments、Whatnautsなど甘茶をリアルタイムでやってるアーティストは日本には存在しないことに気づきました。(遅い)

まあ、いくつか名盤解放系とかのムードコーラスモノで存在しなくはないのですが、キャッチー(有名)なアーティスト(歌手)ではない為、番組の内容及び趣旨から大きく逸れると危惧した為、それらのアーティストは今回パスとさせて頂きました。

なので“甘め”のソウル風なのでご紹介出来たらと...。

てなことで、石野真子嬢に白羽の矢でございますが、彼女の6枚目のオリジナルアルバムから拝借、この作曲はまたしても筒美京平先生で、まんま「La Toya Jackson/LOVE IS SHE」パクリ(失礼)なのです。近年でこそ元ネタはラヴリー(死語)なメロウソウルで度々耳にする曲ですが、リアルタイムでこの曲を引用した京平先生はと思うと、、、流石としか言いようがありません。まあザックリいえばシティポップスですが、想像力で和スウィートソウルと解釈して頂けたら幸いでございます。

 

2曲目はネイティヴな英語の発音で定評のある郷ひろみですが、近年Light Mellow等で彼の一連の作品の中で恐らく一番人気といえるアルバム「スーパー・ドライヴ」に収録されている曲でして、初のニューヨーク録音及びUSフュージョングループの24丁目バンドを従えておりアイドル→アーティスト転換期と言えるでしょう。

こちらもゆったりしたAOR~ライトメロウですが皆様の想像力にお任せしたいのと、現在未CD化タイトルとなっております。


2016年1月14日(木)放送分

・スパイダース “モンキーダンス” 1965年

・頭脳警察 “歴史から飛び出せ” 1972年

 

テーマ:猿

今回言い渡されたお題“猿”ですが、当然今年の干支からによるもので、当初“猿ジャケ”と言い渡され進めていましたが、テレビではなくラジオ番組の為、視聴者の方に分かりづらいものと思えたので“猿・モンキー”楽曲(詞含む)で再選考を行いました。

当初の候補としては、加山雄三の傑作ファーストアルバムに収録の“モンキー・クレイジー”なる和インストサーフィン~ガレージ曲をと思いましたが、お決まりの山下達郎氏のラジオ番組“サンデーソングブック”にて使用された為、なんとなく断念。

考えた結果1曲目は、その頃の加山雄三と同時期に活躍、大御所グループサウンズ“スパイダース/モンキーダンス”に決定。

それまでインストグループにて60年代初頭から既にブルコメなどと並び活躍していたスパイダースは、中期にボーカルを導入し新しいバンド形態として活動、ファーストシングルでもあり代表曲“フリフリ”のB面が“モンキーダンス”なのでした。

なお日本製モンキー楽曲では内田裕也・尾藤イサオら“レッツ・ゴー・モンキー”等、日本に於けるモンキーブーム火付け役を担ったのでありますが、単純に海外アーティスト(黒人R&B系、ミラクルズ、メイジャー・ランス 等)から影響されたもので、

60年代初期~中期にかけてダンスのブームが“ツイスト”→”モンキー”に移行しただけのことなんですけどね。

 

2曲目は、歌詞や放送関係における不安があったので一度選考から外していたのですが、その資料をディレクターの長原さんに見られてしまいました、で、「・・・いーじゃん!!頭脳警察!!」なんと一発で決定。“頭脳警察/歴史から飛び出せ”です。

なにより長原さんが大好きだったようです。(笑)

当時過激な歌詞及び素行で日本のアングラを牽引したバンドで有名ですね、常に小心者ビビりまくりの私はNHK=RCCくらい色々な意味で厳しいのであろうと勝手に思い込んでいましたが、近年のNHK同様、RCCは非常に寛大なのが良く分かりました。(笑)

 


2015年12月17日(木)放送分

・梅木マリ “ジングル・ベル” 1962年

・菊池桃子 “雪にかいたLOVE LETTER” 1984年

 

テーマ:クリスマス

次のテーマが長原ディレクターから言い渡されるのは、

前回収録後にて発表されるのですが、

今回はどうも歯切れが悪そうに、

「次、クリスマスにしとこうかぁ~」てな感じでありました。

(いやいや感たっぷりな口調で)

おそらくこの時期、クリスマス系の

曲は他局でもよくかかるので耳タコなのでしょう。

また長原ディレクターは元そっち系の出身なので、人一倍音楽へ対する志向が尖がっています。うーむ、頑張らないと。

 

私はお気楽人間ですので、、「ハイ。承知しましたっ!!」でRCCを後にするのでした。

で店に戻る頃には、次回の曲は既に内定しておりました。(笑)

本年度最後の回ですので、

たまにはレアー盤でもと思った次第で、そーいうことなら、梅木マリ“ジングル・ベル”に決定です。

威勢よく、邦楽クリスマス関連のレコードでは最高峰高額シングル~など、つらつらと収録のセリフが浮かんできます。

レコードコレクターの皆様にはおなじみのアーティスト・キーワードでしょう。(内容割愛)

 

ただ2曲続けてレアー盤はよくありません。いやらしい。

なのでお手頃盤を御紹介です!

私の青春クラシック。毎年この時期になると脳内ループです。

なんでこの曲にしたかって言われても、単純に好きだからです。

桃子嬢の不安定なボーカルをも武器にした、負ける気がしない秋元康&林哲司氏。

リゾートと音楽を融合させることに成功したレーベルVapの全盛期の作品の1曲でしょう。(大袈裟)

(収録時間の関係上)分かってはいましたが、終盤「メリー・クリスマス」までフルコーラスでオンエアーして欲しかったです。。涙

 

 


2015年11月19日(木)放送分

・風味堂 “SOS” 2007年

・竹内まりや “最後のタンゴ” 2008年

 

テーマ:和モノタンゴ~アコーディオン歌謡

今回のテーマもある意味、難航しました。

フツーに考えたらSP盤時代1950年代となり、

淡谷のり子さんとかその辺りなのですが、

なんとなーくそういったもので選曲したくなかったんです。

ボーカルが入るか入らないかは別として、所謂、昔の音源発掘企画にすり替わってしまう恐れと、

視聴者の皆様にスルーされてしまうような気がしたのです。

なので現行のアーティストの方が聞きやすいかなと思った次第で、上記2曲とさせて頂きました。お許しを。

とはいえ、

1曲目の風味堂“SOS”は全くタンゴではありません。

彼らはピアノを主体としたギターレス3ピースのバンドなのですが、突き抜けた感満載のキャッチーな曲が比較的多いと思うんです。パワポ系?

そんな中同曲は3rd2007年のアルバムに収録されており、

比較的地味?な作品(スミマセン)でウッドベース導入和モノジャズ歌謡ライクな展開で、

単純にオシャレだな~と当時思った次第です。と勝手にアコーディオン歌謡とさせて頂きました。はい。

 

2曲目はタンゴです。

選曲理由はちょうど昨年11月まりやさんのコンサートが広島で開催されましたが、

私はやむなく行けず、、ってな理由プラス、

30年以上音楽活動されている中で初めて挑戦した、記念すべきタンゴ作品が“最後のタンゴ”であった為、

今回紹介させて頂きました。

あ、今回はすべてCDでした。


2015年9月24日(木)放送分

・南 佳孝 “MIDNIGHT LOVE CALL” 1980年

・桜田淳子 “夕なぎ” 1979年

 

テーマ:秋のアンニュイ

今回言い渡されたテーマ、難航しました。(笑)

実は、とある女性アーティストで決定していたのですが、私の自宅でその音源が紛失しており、急遽、南 佳孝と差し替えた次第です。(RCCにもそのCDは無かったようです。)

で、南 佳孝!

アンニュイかどうかは個人差があると思いますが、

個人的にはラヴァーズな気分が、秋らしいかなと思った次第です。

夏だ海だレゲエだっ!てのとは、大違いであります。

77年石川セリに提供した曲のセルフカヴァーとなりますが、

女性目線の詞を男性が歌うと、こうも違うものかと思わされた曲ですね。

全く印象が違います。

勿論ラヴァーズアレンジって要素も大きいですが。。。

最近のライブでも必ず演る代表曲ですね。

 

アンニュイ目線で云えば、2曲目の“夕なぎ”の方が近いかもしれません。

作曲は林哲司ですが、氏の快進撃スタートとして重要な年と位置付けられるでしょう。

79年代表曲では、松原みき “真夜中のドア”,竹内まりや “セプテンバー”など。。

この“夕なぎ”という曲、

79年LP「一枚の絵」に収録ですが、前作では中島みゆき作品に挑戦しており、

所謂「脱アイドル」的な状況でありました。(ドラマや映画などの女優業の比重高)

そんな中、起用された「林哲司」楽曲。シングル系林哲司流の派手さは無く、

むしろ地味な位置づけでしょうが(失礼)、

アナザーサイドワークス、ヨーロピアンボサっぽい楽曲となります。

帯にもあるように、アンチック=アンニュイな雰囲気でございます。

どことなく、伊東ゆかり 82年LP「ミスティーアワー」辺りをを彷彿してしまいます。

アイドルの転換期は面白い曲がたくさんありますよ。

 


 2015年8月27日(木)放送分

・松崎しげる “銀河特急” 1978年

・ラッツ&スター “サマーナイト・トレイン” 1996年

 

テーマ:星

2回目放送後に長原さんに言い渡されたテーマ、、、星です。

当然、夏ですのでイメージ的には“夏の終わりの夜空”ということになります。

まずは“銀河特急”、、星=銀河と解釈。(勝手に)

この曲、筒美京平先生の作曲でして、

ズバリ、、

ボズ・スキャッグス “ハリウッド”のイントロまんまでございます。(笑)

イントロのみならず、さわやかなフィリーソウルライクな楽曲により、

和モノDJを中心に現在高値のシングル盤ですっ!!

ちなみにこの“銀河特急”の2作前が、代表曲“愛のメモリー”なんですね。

 

大ヒット後ですので、もうちょっと市場に出てきてもいいと思うんですが。何故か見かける事が少ない、ちょいレア盤と現在成っております。

 

お次は、夏の終わりの定番?ラヴソング系。

ラッツ&スター “サマーナイト・トレイン”シャネルズ→ラッツ&スターに改名後2ndアルバムに収録されており、

84年当時シングルカットの予定はあったもののシングルカットされなかった曲のようです。

曲調は和モノブラコン~モダンソウルとでも言いましょうか。。

この曲、リック・ジェームス “ムーン・チャイルド”を引用??だと思うんですけどね~、どうでしょ、後藤さん?

今回は、リメイクされた96年Verを選曲しました。(雨音のSE挿入でより夏の終わり感があったもので。)

今回も私の一方的な主観強な感じですが、お気づきのとーり、サブテーマは“電車”でもあります。(笑)

 

 

※レコード提供 DJ DSK氏(WAWAWA) この度は提供して下さり、誠にありがとうございました。


2015年7月23日(木)放送分

・風 “海風” 1977年

・茶坊主 “NIGHTMARE” 1976年

 

今回はテーマというものがなくて、RCCディレクターの長原さんに、

フォーキーなAORで現在認知されるフォークデュオ「風」の “海風”を1曲目にかけたいとの申し出があり、

この曲だけかなり早い内から内定していたのでした。(笑)

 

というのも、

上記収録のLPをBarデラックス70のマスター(なおさん)に当店にてお買上げ頂いたのですが、

たまたまデラックス70に出向いていた長原さんが “海風”を聴いて

グルーヴィーなAORをやってのける「風」に圧倒されたのが主だった理由です。

一般的には「風」というグループは、

“22才の別れ”などの代表曲でおなじみのフォークデュオ(伊勢正三と大久保一久)として認知されておりますが、

サードアルバム76年“WINDLESS BLUE”から次第にクロスオーバーサウンドを取り入れたことにより、当時、賛否両論あったようです。

近年ブームである「和モノAORライトメロウ」のオムニバスCDにも“海風”は収録され、現在再評価されています。

 

2曲目は、

さだまさしとのフォークデュオで知られる「グレープ」が解散後に、

吉田政美が中心となったグループの「茶坊主」から“NIGHTMARE”という曲をセレクトしました。

当の吉田政美はクインシー・ジョーンズ、ボブ・ジェームス他当時のクロスオーバーサウンドを好んでいたようで、

音楽性はさだまさしとは真逆だったようです。(笑)

上記収録曲アルバムはジャズ、ボサノバ、サンバ等をモチーフにした作品となってます。

こちらも近年再評価を経て2007年に初CD化となりました。

 

という事で、今回の後付けテーマは、

日本のフォーク系アーティストが、1970年代中期に時代の影響(クロスオーバー感覚)を消化した

AOR~シティ・ポップスの架け橋的作品の紹介でございました。(笑)


2015年6月18日(木)放送分

・中森明菜“UNSTEADY LOVE”1985年
・西城秀樹“BEAT STREAT”1985年

 

テーマ:角松ワークス。

なぜ角松敏生ワークスがお題になったのかは、RCCディレクターの長原さんとの
会話の中で、二人で妙に盛り上がったのがきっかけでした。


星の数だけ存在する角松ワークス。そんな中今回の焦点は85年としました。
つまり角松氏絶頂期にあたる訳です。(勝手に)
81年リリース1st「SEA BREEZE」で、どの道に行くのかなぁ~的迷いは皆無、
85年リリース5th「GOLD DIGGER」ではニューヨーク・ファンク~ヒップ・ホップ、スクラッチ導入
当時最先端のクリエイター要素含作品である思っています。故に海外からの需要も頷けます。
それと並行し制作された上記2曲、現場感及びストリート感覚満載の
所謂、和モノダンス・クラシックスのスタンダードと云えるでしょう。
もし仮に12インチ・シングル盤が発売されていたならば、
12インチ「竹内まりや/プラスティック・ラブ」並みの需要があったでしょうねぇ。(たぶん)