古今、1つのジャンルとして確立された、所謂“和モノ”。
あらゆる音楽を掘り続けるDJやコレクター、多岐に渡るリスナーが新たなる秘境を求め辿り着いたジャンルでもあります。
現在の音楽シーンにリンクし得る、アナザーサイド的側面を持ち得た、日本製の楽曲“和モノ”を番組内でご紹介していきますね。
2018年4月9日(月)放送分
・平岡精二 “謎の女「B」” 1969年[FS-1094]
・大橋巨泉 “こりゃまたみなさん百面相” 1969年 [BX-100]
テーマ:コミックソング ジャズ歌謡編
今回は(も)数か月ぶりにRCCへお邪魔しました。
最後の収録は1月ですが、2月は異常気象による店舗水道管破裂、、3月は確定申告や出張販売催事(4か所)など。
無責任言い訳野郎こと、植木等こと、私であります。どーか、クビになりませんよーに。
今回の収録のために、出張催事で仕入れた手土産を3か所分持参。(浜松、神戸、大阪) 先手必勝。
流石に三か所分の手土産進呈となると、よほど気を良くしたのでしょう、
通盛さん、藤田さん御両名、丁寧にありがとうと言って下さいました。安堵。
さて、本日の1曲目は
フジTV「小川宏」ショーでオンエアーしたところ、大きな反響があり、レコード化となった逸品。(らしい。)
その割には市場で見かけない気もしますが、、、
日本ではヴァイヴ(ヴィブラフォン)奏者としては、第一人者であり、
作曲家としてもペギー葉山「爪」など有名曲多数でありますが、
コチラは1967年に曽我町子への提供曲でもあり、よほどお気に入りなのか、、
自身も歌いたかったのでしょう。
記述するのもメンドーなくらいのコミックソングなので内容は割愛。
余談ですが、作曲家の浜口庫之助氏も「僕だって歌いたい」という作品を残しています。
2曲目は、私のフェイヴァリット。
フジテレビ「巨泉のスター百面相」挿入歌。
これまた非常にどーでもいい歌詞に、筒美京平氏作曲活動大ブレイク前ワークスによる、グレートな人気盤?。
編曲には、ソロアルバム発売前というか、ミュージシャン活動を始めたばかり(1969年)の鈴木宏昌氏編曲であり、
ジャズボサ風オケの秀逸さと、ダメな歌詞とのミスマッチがサイコーで、いつも胸が熱くなります!!
ちなみに巨泉氏は60年代からジャズの解説も手掛けており、
米ジャズコーラスグループのフォー・フレッシュメンに心酔していたようであります。
2017年11月13日(月)放送分
・佐藤 博 “最後の手品” 1977年 [LX-7009]
・ブレッド&バター “The Last Letter” 1979年 [ALR-6019]
テーマ:隠れた秋の哀愁AOR
今回は数か月ぶりにRCCへお邪魔しました。
数か月空いた理由は、他ならぬそれこそ本業である“出張販売催事”が理由なのですが、、
絶対にその事(出演できなかった理由)を必要以上に突っ込まれると思い、
先週開催された大阪催事にて【高級な】お菓子を予め用意し、当日午前中にRCCへお届け完了。
私は不安要素を排除したと思ってますんで、
意気揚々とRCCへ午後到着。お二人とも得意のゴルフネタで、リハーサル開始。う~ん、平和な昼下がり~。
つまり私の目論見では今回(こそ)は、
道盛さん、藤田さん御両名に“こねくり回されぬ”よう、万全を期したつもりでありました。
が、、、
「オメー、数か月なにやっとんねん!!!」的なつまり“いつもどーり”な感じの進行で、、
またしても&当然ながら私の“浅はかな計らい(お菓子贈呈)”は意味を成すことはありませんでした。
、、、しかしながら大変有難い限りであります。。
ちなみに私はドMではありません。XLです。(高田純次ネタ。)
いつかギャフンと言わせたいなぁ~。
さてさて今回長原Dに言い渡されたテーマは“隠れた秋の哀愁AOR”とのことでありました。
その真意を確認したところ、、
長原D「そりゃ~、秋じゃけーよっ!!」
私「・・・承知しました。」
オシャレ番長&元ミュージシャン、バブルAOR世代の長原Dをやっつけるのは、並大抵のセレクトでは当然OKが出ません。
問題は“隠れた”がキーワードでありますが、要するに茶の間ヒット的なシングルではNGの可能性大。ムムム。
はっきりいって、私は長原Dの〇玉は握っていると自負します、(長原Dの嗜好性のこと)
とっておき曲をピック。それが1曲目“最後の手品”であります。まさに手品。
長原D「いーじゃん、和製ハースマルティネスだね~。」(←どんな人かは省略、Wikiみてちょ。)
流石、例えが洒落てます。私はマイケルフランクス路線を想定していたのですが。。。
簡単にサクッと説明させて頂きますと、氏の2nd“Time”に収録。後に佐藤奈々子もカヴァーした、
所謂BPM遅めのライトメロウ曲で、イントロからナイスなフェンダーローズ。
本テーマで選考中、偶然にも大学生の和也と意見合致した楽曲です。なかなかやるな~和也。
当然、ティンパン系アーティスト強制参加系。存命であればどんな活動を行っていたのでしょうか?
本日2曲目は、ブレバタ。
コロムビアから数年休止後、ALFAへ移籍し79年作のLP“レイト・レイト・サマー”より。
夏の終りをテーマにしたこのアルバムでの有名収録曲は、シングルカットもされた
ユーミン作の“あの頃のまま”で異論はないと思いますが、
私がピックしたのは“The Last Letter”であります。
この作品は作詞:高橋幸宏 作曲:細野晴臣 でありますが、
79年には既にYMOは結成活動中、そんな中のアコースティックメロウ、
わかりやすく言いますと、細野さん三部作(わかるよね)延長線上の楽曲であると認識しております。(勝手に)
長原D「ブレバタ苦手意識あったんだけど、この曲はい~ね~。」
私「フフフ。」
2017年4月17日(月)放送分
・ジュディー・アントン “リビング・イン・ザ・シティー” 1980年 [HL-5006]
・アレッサンドラ・ムッソリーニ “甘い記憶” 1982年 [ALR-22002]
テーマ:外国人が日本語で歌うAOR
今回のテーマは、本来“日本語で歌うAOR”って通達でしたが、、そもそもこのコーナーは基本的に、
日本人~和モノ縛りなので、変なテーマだなぁと感じておりました。で外人アーティストにて候補に数件案内したところ、
「アレ、日本人のAORで良かったんだよー」
「・・・ズコッ」
ってなくだりで、そのまま外人アーティストで今回のテーマになった次第であります。。。
難しく考えて損した~。(笑)
まず一曲目ですが、良い子のみなさんにはオナジミでしょうか??
近年ではガイド本なんかにも多数掲載された、ジュディー・アントン嬢ですがNY出身で十代から父の仕事の都合での来日がきっかけで、「11PM」などにもカバーガールとしても出演。また、TBSでは天気予報のパーソナリティなど幅広く活躍。その後はシンガーとして勉強するため一時、日本を離れたようです。
この作品は再来日における、日本制作セカンドアルバム「スマイル」からで、編曲は松下誠、向谷実(カシオペア)らの豪華面子となっております。つまり全編カシオペア~フュージョン臭なAORであります。近年CD化にもなりましたが、LIGHT MELLOW シーンでも需要があるのがよーく理解できます。決してボーカルが上手いわけではありませんが、フワフワしたコケティッシュなボーカルも味があります。。また、時折挿入される伊東たけし氏のエロいサックスも素敵ですね。。余談ではありますが、B-1はなんと、Gino VannelliのAOR名盤「BROTHER TO BROTHER」“THE RIVER MUST FLOW”のカヴァーです。英語歌唱ですが。。。
2曲目は60年代に活躍した女優ソフィア・ローレンとも親戚、イタリア出身の医者、歌手、女優、モデル、現在は政治家とタレントの域をはるかに超えた方で、名前からの想像どーり、なんとかの七光りでしょうか。。
この作品も(当然)日本制作となりますが、本人唯一のアルバム「アモーレ」からとなります。プロデュースは全曲ミッキー・カーティス氏なのですが、全くその気配は感じません。(笑)ちなみにB面数曲は佐藤博氏が編曲しています。森雪之丞作詩、作曲・編曲:穂口雄右による作品ですが、歌謡曲の泣きも感じられる日本人の琴線系AORとでもいいましょうか、、つまり哀愁ミディアムAORで、このギリギリ感は私も嫌いではありません。
2017年3月6日(月)放送分
・フィフィ・ザ・フリー “栄光の朝” 1969年 [Z-1-JA]
・岡田可愛 “明日へ飛び出せ” 1972年 [SV-2281]
テーマ:春のグルーヴィー
今回のテーマは、本来“和製ピンクフロイド”でと通達がありました。。。確かに無くはない(限りなくない)ですが
もーちょっと分かり易く、和モノソフトロックということで、着地しました。。マニアックすぎるのも面白くないでしょうし。
なんで多少グルーヴィーなソフトロックということでテーマが決定した次第です。
まず1曲目は、“栄光の朝”ですが、
暦は“弥生”故に前向きな歌詞も視野に入れた選考で、
今回のお題に白羽の矢的ピシャリなのは、フィフィ・ザ・フリーというグループ。
大まかに分類したらカルトGSの範疇なのでしょう。
69年デビューですが、当時グループサウンズのブームも終焉しつつあり、
若者を主体とした新しい音楽シーンを担うべく村井邦彦氏が立ち上げた、
当時コロムビア傘下のALFAでございますが、
こちらはその第1号となります!(後は荒井由実、赤い鳥などでお馴染みですね。)
瀬戸内海のどっかの島で特訓した秘話もある大阪芸大出身のグループで、
凝った多重(ゴスペル的)コーラスを導入したり、複雑なコード展開で、
音でいえば和製サジタリアス的な立ち位置でしょうか?(大袈裟)
筒美京平氏同様、洋楽への想いがビンビンに伝わりますが、
当時日本はフォークブーム、全くヒットせず評論家の先生方からも酷評されたようですが
後の80年代~GSブームで発掘され、ようやく認知された悲運なグループといえるでしょう。
2曲目は、60年代子役期を経て活動していたタレントですが、
現在で例えると70年代の菊地桃子嬢でしょうか??(古い&無理矢理)
本格的な活動は高校生からで、その後は御存知、映画化された“サインはV”(70年)では主役抜擢となった
可愛嬢ですが、代表作は“涙こらえて”(68年)“小さな日記”(70年)くらいですが、
コチラは後期72年の作品で市場でもあまり見かけないように思います。
まあ、この曲のキーとなるのは作曲者で、11PMで有名な、
また和モノにおけるアイコン的存在のピアニスト兼コンポーザーの三保敬太郎氏ですが、
この前後の作品は特に人気があり(例:こけざる組曲(71年)など)、奇才ぷりを発揮しております。(笑)
この曲での歌唱力は、当時のタレントさん並みの“したッ足らず”な感じも、またオツですが、
曲のオケは、イントロのフィルインから失禁、華麗に転調する素敵なソフトロックであると思いますし、
バックは完璧だと思いマス!!(クレジットは不明、気になります。)
2017年2月13日(月)放送分
・鰐淵晴子 “しばられて” 1976年
・朝丘雪路 “ためいきのスキャンドール” 1968年
テーマ:フェロモン
今回のテーマは、全人類の男性諸君がソワソワするであろうヴァレンタインデーを明日に控えております故、
“フェロモン”がキーワードでした。つまりエロ(フェロモン)と位置付けます。(無理矢理)
今回の放送を聞いて奮い立つようなヴァレンタインをお過ごし頂けると幸いでございます。
まず1曲目は、“しばられて”ですが、
御存知、モデル兼バイオリニスト兼タレントの異色の存在で、しかもハーフな晴子嬢、
近年では山崎豊子さん脚本“華麗なる一族”にも出演、50年代から映画にも多数出演している彼女ですが、、
60年代にはレコードも少し出しており、所謂カルトな存在であろうと思います。今回テーマを伺った時、真っ先に思い立った女優であります。理由としては、上記収録されているアルバムのジャケットが強烈で、まるで明治時代の吉原 花魁(おいらん)をイメージしているようで(内容も)、また原節子の再来とも云われたその美貌も完璧であります。
問題の曲の方も、加藤和彦氏がミカバンドを解散した時期によるインスト曲ですが、まるでスティーヴィーワンダーに影響されたかのようなクラヴィネットもナイス、ソウルテイストのトラックに鞭と喘ぎ声がタップリ挿入されている、
見事にシュールなお色気物なので、つまり“ドS”な男性諸君に捧げたいと思った次第であります。
2曲目は、先の鰐淵晴子嬢より、断然知名度は上ですが、こちらも歌手、女優、元宝塚出身、バラエティでは数々の問題発言?
所謂マルチタレントですが、今回の目玉と位置付けました。。つまりカルトフェロモン金字塔曲といっても過言ではありませんし、クレジットには作家初期による阿久悠(A面)。今回はB面のスキャット曲ですが、まさに“最中”を連想させる、男女の掛け合いもサイコーなリズム歌謡であります!!
今回は両方ともRCCには音源なし、ぶっつけ本番で長原さんも心配であったかと察します。
またフェロモンスキャットな2曲であった為、道盛さん、藤田さん両氏も「両方ボーカル入ってないやんけー!!」
及び視聴者様からのクレーム必至の選曲でしたが(真っ昼間からスミマセン)、また機会あればリベンジさせて頂きたく思います。何か忘れている気がしてなりませんので。
2017年1月9日(月)放送分
・猫 “雪” 1972年
・吉田美奈子 “扉の冬” 1973年
テーマ:冬
今回、長原ディレクターから言い渡されたテーマは、なんと“冬(雪)”でありました、
長原さんにしては珍しくえらいザックリなテーマ、、私も逆にこういったテーマの方が苦手であります。
なんでかと申しますと、単純に“冬”ワードな曲は膨大にありすぎて、悩みに悩むことが予想できるからに他なりません。
今回は開き直り&ど真ん中で上記2曲であります。。
1曲目の“雪”でありますが、
勿論よしだたくろう氏のファーストアルバム“青春の詩”収録の名曲であります。
まずここで、スワンプロック臭プンプン、土着的要素満載でカヴァーされた“猫”ヴァージョンにするか、
それとも、シングルカットもされていない本家のフォーキーボサノバかで悩んでいました。。。
が、お客さんにそれとなく相談したところ、
予想に反して、、「猫の方がいーんじゃね。」
理由を伺ったところ、「最近猫ブームだから・・・」とのお返事。
素晴らしい返答で瞬殺KOされた私、故にそーなった次第であります。(ズコッ)
収録の当日1月9日(月)、本日は成人の日であります。
という訳で、なんとなーく20才(二十歳)な音源があればなーと模索しておりました。
で、細野晴臣氏らキャラメルママを従えて華々しくデビューすることとなった、当時二十歳の美奈子嬢に異論なく決定。
まあ曲も冬らしく、厳かで張り詰めた空気感だったり、重々しく潔癖で暗い感じによることからでもあります。
ただこのタイトル“扉の冬” 何歳になっても想像力の乏しい私には難解です。いつになったら理解できるのでしょうか?涙
余談ですが、ユーミン“ひこうき雲”も1973年。何かの因果関係を感じてしまいますねぇ~。
※ラジオを聞いて当店に御来店下さいましたS様、
瀬戸内海におけるぶっこみ釣りの有益な情報をありがとうございました!!
厚く御礼申し上げます!!
2016年11月21日(月)放送分
・タイム5(タイム・ファイブ) “コール・ミー” 1970年
・フォー・シンガーズ(岡崎広志、伊集加代子ら) “マイルストーン” 1977年
・北原理絵 “カマキリ遊び” 1983年
テーマ:ジャズ・カヴァーもの
今回、言い渡されたテーマはカヴァーでしたが、以前にディスコカヴァーでは紹介済みでしたので
今回はジャズカヴァーでとなりました。
ここではジャズ畑人脈による所謂“ジャズカヴァー”ではないことを予めお伝えしておきます。
まず1曲目は、ダーク・ダックス、デューク・エイセスらに継ぐ
日本の男性ジャズコーラスグループ5人組(同志社大学出身)によるファーストアルバムから。
リーダー作は沢山ありませんが、
70年代から数々の他アーティスト作品に男性コーラスパートに多数参加してますね。(クレジットにかなりの記載あり)
英ポップス作曲家トニー・ハッチの名曲“コール・ミー”のジャズカヴァーであります!!
ジャッキー・トレント、ルルなどの歌唱で有名ですが、モダーンなイントロでディレクター長原さんもビックリされてました。
ちなみに、このキング“NEWS”シリーズは当時予算がなくモノクロ単色ジャケとなったそーです。(元キングディレクター談)
2曲目は、日本初の男女混成モダンコーラスグループ。
1964年から活動開始し、一時“フォーシンガーズ”名義では活動中止となり77年に復活した作品“ウェルカム・バック”より、
あのマイルス・デイビスの57年代表作“マイルストーン”をリーダー岡崎広志が圧巻スキャットカヴァー!!
活動中止となった背景は不明ですが、60年代中後期、深夜番組“11PM”オープニングテーマでお馴染みの“岡崎広志とスターゲイザーズ”による活動期間の影響でしょうか?。つまりフォーシンガーズ→スターゲイザーズ→フォーシンガーズ+ソロ。(多分)
3曲目は、今回の目玉?三段落とし的意味合い。日活ロマンポルノ女優からのセカンドアルバムから、
なんと暴挙ともいえるモダンジャズピアニスト、バド・パウエルの代表曲“クレオパトラの夢”に自作詞込み歌唱。
ポルノ女優らしい?(ハレンチな歌詞)+石松元、横内章次、荒川康男らそうそうたるメンツ参加とのギャップが素敵です!!
ファーストアルバムもジャズカヴァー歌唱ですが、帯のサブタイトルにもあるように
さらに“うざったい男はノー・サンクス”やさぐれ路線であります!!
今回、長原さんがノリノリだったため3曲構成となり、魚釣りのお話があまり出来ず申し訳ありませんでした。
2016年10月17日(月)放送分
・岩崎宏美 “南南西の風の中で” 1978年
・広谷順子 “Last Scene...さよなら” 1979年
テーマ:秋っぽいもの
今回言い渡されたテーマですが、約5か月番組のお休み(出張催事などで)を頂いておりましたので、
なんでもおススメで良いとのコトでした。
が、テーマが無くては選曲できませんので、そのようになった次第であります。
露骨に「秋」が含まれる曲名は、なんとなーく使いたくありませんでした。ので1曲目はコチラからです。
歌詞の中には「秋」キーワードは含まれますが。
御存知、筒美京平氏の覆面ディスコユニット“Drドラゴン”が伴奏ですから、
ソウル色強めで、流麗なストリングス◎ゆったり落ち着いた秋らしいシカゴソウル歌謡です!!
なんとなーく、米シャイ・サウンドのカール・デイヴィス&ジョニー・ペイト系、
華麗なるブラス&ストリングスを彷彿します。(大袈裟&個人的見解)
この曲、シングルとなった“シンデレラ・ハネムーン”のB面ではありますが、
当時、リアルタイムだった道盛さんは全く印象に残っていないらしく、派手なA面が印象が強い為
見落とされがち&地味(失礼)な楽曲であります。
2曲目は、実は詳細不明(すみません)なYAMAHAポプコン系?♀SSWのデビューアルバムからの曲で
(私は)冒頭のスキャットで悶絶KO、マイナー進行で転がるように転調を繰り返し、
サビも刹那歌謡曲路線ですが、所謂ライトメロウものです。
よく問い合わせがあるのは、和モノガイド本にも掲載されること多数なセカンドアルバムですが、
本作も、隠れ“大貫妙子“都会”系”(言い過ぎ?)でなかなかよろしいかと思います。
2016年5月23日(月)放送分
・ビッグバン “愛のコリーダ” 1981年
・しのづかまゆみ “あんたはセクシー” 1979年
テーマ:ディスコ
今回、長原ディレクターに言い渡されたテーマは
なんと“ディスコ”でございました。
これまで、季節に関連したテーマが多かった為、当然その意図を確認したところ、、
「今度RCC主催でディスコのイベントするから~」との返信でした。
故にこのような選曲となりましたが、今回はカヴァーモノで、
つまり山下達郎氏SSB風でいうならば、“珍盤奇盤飛び道具系日本語ディスコカヴァー”(長い)
とさせて頂きました。
まず1曲目はみなさん御存知クインシー・ジョーンズのカヴァーでおなじみで、
クレジットには、ショーグンの大谷和夫Prod。
他の詳細は全く不明です。(ごめん)
ためしに、他サイトをのぞいてみたところ、
“ファルセットが気持ちいい~名カヴァー”と記載ありましたが、、。(そうか?)
本番中、道盛さん、藤田さんの反応は苦笑い。
かなーりコメントに困っていたようで、それが面白かったです。。
私自身、パーソナリティーを困らせる選曲に楽しさを覚えた瞬間でもありました。(ぷぷぷ)
2曲目はタイトルからは分かりずらいでしょうが、
ロッド・スチュワートのアイム・セクシーの日本語カヴァーです。
“スタ誕”出身(1974年)、ひらがな芸名期の5枚目のシングルで、後は篠塚真由美となりますが、
ハスキーボイスも◎歌唱力もなかなかなのですが、当時こんな暴挙に出てもヒットしなかったんですね~。
見かけることが少ないです。。
改めて考察すると、日本に於ける“ディスコ”=“サタデー・ナイト・フィーバー”旋風は、
相当な影響を与えていたのがよく分かります。
つまり、映画サタデーナイト~映画公開は1978年(日本)なので、
ソレ以降はロックのアーティストですら、
こぞってディスコビート(4つ打ち)を導入しているのが、よーく分かります。
なので、所謂“ディスコ歌謡”を探されている和モノDJ諸氏の皆様、、
むやみに試聴(20~30枚 数撃ちゃあたる)でなく、
当時のシングルの定価(邦楽70年代後半は定価600円)や時代背景もよーく考えよ~~ね~!!(笑)
2016年4月18日(月)放送分
・麻倉未稀 “トロピカーナ・パラダイス” 1983年
・大空はるみ “Lazy Girl” 1982年
テーマ:旅
今回、長原ディレクターに言い渡されたテーマは
ズバリ“旅”でございました、、
そんなシーズンだったっけ?と思い長原ディレクターにその意図を確認したところ、
「大型連休そろそろだからねぇ~」てな具合の返信でありました。
私自身、“旅”と言いますと、素晴らしい番組、そう皆さま御存知「世界の車窓から」に他なりません。
しかも選曲の“妙”といえば、神崇拝レベルで昔っから大ファンであります。
こんなに、風景と音楽をリンクさせる企画は他に見当たらないと思っています。
特にフォーク、カンタベリー系での選曲は素敵すぎます。
いつか、溝口さんにお会いしたいなぁ~。(ちなみに“世界の車窓から”のDVDは未購入であります。)
なことを想像しながら今回の“お題”についてですが、“旅”にもいろいろありますので、
今回は“旅”→“旅行”→“南国”→“トロピカル” つまり【初夏】と勝手にさせて頂きました。
さてさて、今回は(も)ある意味、定番で占めさせて頂くことを予めお知らせ&お断わり申しあげます。
1曲目は、和モノ定番でもあります(よね)、
サヴァンナ歌謡(注:米オリジナル・サヴァンナ・バンドの影響大の曲)で勢いよく開始でございます。
今回のLPから未稀嬢に全作詞&頭角を現した清水信之Prodの作品で、
露骨なぶりっ子歌唱と間奏のヴァイヴが即死レベルな程気持ちいい、和モノDJ【課題曲】というべき名作でございます。
なんで、この後、例の「ヒーロー」のカヴァーなんてしたのかなぁ~といつも思ってしまいます。
皆さんもそう思いますよね~?
2曲目は、3度目の変名(森野多恵子→タンタン→大空はるみ)を余儀なく?だったのかしら?
記念すべき大空はるみ名義ファーストアルバム“HARUMI NO MOONLIGHT SERENADE”から拝借。
こちらも清水信之Prod作品からですが、大胆にも加藤和彦(5thLP「パパ・ヘミングウェイ」収録)カヴァーですね。
こちらもイントロからノックアウト、ビーチでうたた寝系名曲エレクトリック meets ノスタルジック+トロピカルな楽曲で、
この収録のLP自体、加藤和彦氏の気合いの入れ具合がハンパありません。
他にも、加藤和彦(4thLP「ガーディニア」収録の“TODAY”)のカヴァーもなかなかであります。
なんか“二人の関係”があったのかしらと思わざるえません。(笑)
まあ、筒美京平&平山三紀に通ずるようなもんでしょうか。。
つまり、うまい下手ではなく“声”の存在感というような感じの魅力があったのでしょうね。
ちなみにちょっと前に“大空はるみ”名義の作品がタワーレコード様 限定にて初CD化となったようですねえ~。
ただ冷静に、ちょっと時期的に早すぎる選曲であったと後悔しています。
まだまだ、溝口氏には遠く及びませんわ。(当然)
2016年3月17日(木)放送分
・ラジ “THE TOKYO TASTE” 1977年
・真鍋ちえみ “ねらわれた少女” 1982年
・ビートたけし “TAKESHIの たかをくくろうか” 1983年
テーマ:YMOのいい仕事
(今回も)最初に言っておきますが、YMO結成期以前の音源も含まれますので、予めご了承下さい。要するにソロワークス的側面でということで。YMOの大ファンであると公言する道盛さんの視線がプレッシャーですね~(汗)。なんせ膨大な量の作品がある訳ですし、選曲も難考しました~。
1曲目がまず“ソレ(結成期以前)”なんですが、YMO結成期以前にあたる高橋幸宏作詞曲で、デュエットで南佳孝参加となります。
今回なぜこの曲にしたのかといいますと、選考段階でお客さんのウケが一番良かったからに他なりません。そのお客さん曰く「なんだか流線型(現行のアーティスト)みたいですねぇ~。」とのことで、流線型が影響を受けたと思われる箇所が随所に見られます。
簡単に言うと“オシャレ”なLIGHT MELLOWなんです。
また後付けではございますが、来月南佳孝がライヴでやってくるみたいですし。
(南佳孝の大ファンである、ディレクターの長原さんも既にソワソワしておられました。(笑))
2曲目は、ある意味定番とでも言いましょうか、ちえみ嬢のソロデビューシングルで細野晴臣作曲のテクノ歌謡定番曲ですね~。
所謂テクノ歌謡でもLowなBEATが良い感じで、一昔前からそっち方面では有名でしたが、
近年若干値上がりしているように見受けられます。(多分)
たいがい80年代アイドル系のデビューシングルは、最初まあまあ売れて徐々に売れなくなるというのが一般的で、
他人の曲をカヴァーしてみたりとかで終焉を迎えます。(なように思います。)
周知のとーり、アイドルグループ“パンジー”に所属していたちえみ嬢ですが、最も成功したのは北原佐和子嬢で異論はないしょう。。
3曲目は坂本龍一作曲ですが、これまた一苦労。
ちょーど在庫しているレア盤(と言っていいだろう。)の、少年少女合唱団みずうみ “アイヌの宝物”1975年 に決定していたのですが、放送1時間前に第2候補である、ビートたけし “TAKESHIのたかを くくろうか”と差し替えた次第です、、
理由は今朝の大事故による収録時間上の問題でRCCはごった返してる状況、、
マニアックな“少年少女合唱団みずうみ”の説明から入るとタイムテーブルを押してしまう可能性があった為なんです、、
で急遽チェンジ、私自身はタケシ推しであった為、良かったです。
いつ聞いても味のあるワルツ歌謡ですねぇ~。
※あーでもない、こーでもないと選考にご協力くださった、ナイアガラ&ライダースコレクターのNGC氏に感謝いたします!
番組名:亀渕昭信のお宝POPS(パーソナリティ:亀渕昭信)
放送パート:「にっぽん全国レコード店めぐり」
当店が出演いたしました。
2016年2月11日(木)放送分
・石野真子 “ブルー・スプリング” 1981年
・郷ひろみ “入江にて” 1979年
テーマ:和モノスウィートソウル
最初に言っておきますが、70年代中期和モノでスウィートソウルなんてものは存在しませんっ!!(多分)
上記テーマを告げられた時は、「面白そ~ですね~~」なんて簡単に考えていたものの、、よくよく考えてみたら米StangレーベルのMoments、Whatnautsなど甘茶をリアルタイムでやってるアーティストは日本には存在しないことに気づきました。(遅い)
まあ、いくつか名盤解放系とかのムードコーラスモノで存在しなくはないのですが、キャッチー(有名)なアーティスト(歌手)ではない為、番組の内容及び趣旨から大きく逸れると危惧した為、それらのアーティストは今回パスとさせて頂きました。
なので“甘め”のソウル風なのでご紹介出来たらと...。
てなことで、石野真子嬢に白羽の矢でございますが、彼女の6枚目のオリジナルアルバムから拝借、この作曲はまたしても筒美京平先生で、まんま「La Toya Jackson/LOVE IS SHE」パクリ(失礼)なのです。近年でこそ元ネタはラヴリー(死語)なメロウソウルで度々耳にする曲ですが、リアルタイムでこの曲を引用した京平先生はと思うと、、、流石としか言いようがありません。まあザックリいえばシティポップスですが、想像力で和スウィートソウルと解釈して頂けたら幸いでございます。
2曲目はネイティヴな英語の発音で定評のある郷ひろみですが、近年Light Mellow等で彼の一連の作品の中で恐らく一番人気といえるアルバム「スーパー・ドライヴ」に収録されている曲でして、初のニューヨーク録音及びUSフュージョングループの24丁目バンドを従えておりアイドル→アーティスト転換期と言えるでしょう。
こちらもゆったりしたAOR~ライトメロウですが皆様の想像力にお任せしたいのと、現在未CD化タイトルとなっております。
2016年1月14日(木)放送分
・スパイダース “モンキーダンス” 1965年
・頭脳警察 “歴史から飛び出せ” 1972年
テーマ:猿
今回言い渡されたお題“猿”ですが、当然今年の干支からによるもので、当初“猿ジャケ”と言い渡され進めていましたが、テレビではなくラジオ番組の為、視聴者の方に分かりづらいものと思えたので“猿・モンキー”楽曲(詞含む)で再選考を行いました。
当初の候補としては、加山雄三の傑作ファーストアルバムに収録の“モンキー・クレイジー”なる和インストサーフィン~ガレージ曲をと思いましたが、お決まりの山下達郎氏のラジオ番組“サンデーソングブック”にて使用された為、なんとなく断念。
考えた結果1曲目は、その頃の加山雄三と同時期に活躍、大御所グループサウンズ“スパイダース/モンキーダンス”に決定。
それまでインストグループにて60年代初頭から既にブルコメなどと並び活躍していたスパイダースは、中期にボーカルを導入し新しいバンド形態として活動、ファーストシングルでもあり代表曲“フリフリ”のB面が“モンキーダンス”なのでした。
なお日本製モンキー楽曲では内田裕也・尾藤イサオら“レッツ・ゴー・モンキー”等、日本に於けるモンキーブーム火付け役を担ったのでありますが、単純に海外アーティスト(黒人R&B系、ミラクルズ、メイジャー・ランス 等)から影響されたもので、
60年代初期~中期にかけてダンスのブームが“ツイスト”→”モンキー”に移行しただけのことなんですけどね。
2曲目は、歌詞や放送関係における不安があったので一度選考から外していたのですが、その資料をディレクターの長原さんに見られてしまいました、で、「・・・いーじゃん!!頭脳警察!!」なんと一発で決定。“頭脳警察/歴史から飛び出せ”です。
なにより長原さんが大好きだったようです。(笑)
当時過激な歌詞及び素行で日本のアングラを牽引したバンドで有名ですね、常に小心者ビビりまくりの私はNHK=RCCくらい色々な意味で厳しいのであろうと勝手に思い込んでいましたが、近年のNHK同様、RCCは非常に寛大なのが良く分かりました。(笑)
2015年12月17日(木)放送分
・梅木マリ “ジングル・ベル” 1962年
・菊池桃子 “雪にかいたLOVE LETTER” 1984年
テーマ:クリスマス
次のテーマが長原ディレクターから言い渡されるのは、
前回収録後にて発表されるのですが、
今回はどうも歯切れが悪そうに、
「次、クリスマスにしとこうかぁ~」てな感じでありました。
(いやいや感たっぷりな口調で)
おそらくこの時期、クリスマス系の
曲は他局でもよくかかるので耳タコなのでしょう。
また長原ディレクターは元そっち系の出身なので、人一倍音楽へ対する志向が尖がっています。うーむ、頑張らないと。
私はお気楽人間ですので、、「ハイ。承知しましたっ!!」でRCCを後にするのでした。
で店に戻る頃には、次回の曲は既に内定しておりました。(笑)
本年度最後の回ですので、
たまにはレアー盤でもと思った次第で、そーいうことなら、梅木マリ“ジングル・ベル”に決定です。
威勢よく、邦楽クリスマス関連のレコードでは最高峰高額シングル~など、つらつらと収録のセリフが浮かんできます。
レコードコレクターの皆様にはおなじみのアーティスト・キーワードでしょう。(内容割愛)
ただ2曲続けてレアー盤はよくありません。いやらしい。
なのでお手頃盤を御紹介です!
私の青春クラシック。毎年この時期になると脳内ループです。
なんでこの曲にしたかって言われても、単純に好きだからです。
桃子嬢の不安定なボーカルをも武器にした、負ける気がしない秋元康&林哲司氏。
リゾートと音楽を融合させることに成功したレーベルVapの全盛期の作品の1曲でしょう。(大袈裟)
(収録時間の関係上)分かってはいましたが、終盤「メリー・クリスマス」までフルコーラスでオンエアーして欲しかったです。。涙
2015年11月19日(木)放送分
・風味堂 “SOS” 2007年
・竹内まりや “最後のタンゴ” 2008年
テーマ:和モノタンゴ~アコーディオン歌謡
今回のテーマもある意味、難航しました。
フツーに考えたらSP盤時代1950年代となり、
淡谷のり子さんとかその辺りなのですが、
なんとなーくそういったもので選曲したくなかったんです。
ボーカルが入るか入らないかは別として、所謂、昔の音源発掘企画にすり替わってしまう恐れと、
視聴者の皆様にスルーされてしまうような気がしたのです。
なので現行のアーティストの方が聞きやすいかなと思った次第で、上記2曲とさせて頂きました。お許しを。
とはいえ、
1曲目の風味堂“SOS”は全くタンゴではありません。
彼らはピアノを主体としたギターレス3ピースのバンドなのですが、突き抜けた感満載のキャッチーな曲が比較的多いと思うんです。パワポ系?
そんな中同曲は3rd2007年のアルバムに収録されており、
比較的地味?な作品(スミマセン)でウッドベース導入和モノジャズ歌謡ライクな展開で、
単純にオシャレだな~と当時思った次第です。と勝手にアコーディオン歌謡とさせて頂きました。はい。
2曲目はタンゴです。
選曲理由はちょうど昨年11月まりやさんのコンサートが広島で開催されましたが、
私はやむなく行けず、、ってな理由プラス、
30年以上音楽活動されている中で初めて挑戦した、記念すべきタンゴ作品が“最後のタンゴ”であった為、
今回紹介させて頂きました。
あ、今回はすべてCDでした。
2015年9月24日(木)放送分
・南 佳孝 “MIDNIGHT LOVE CALL” 1980年
・桜田淳子 “夕なぎ” 1979年
テーマ:秋のアンニュイ
今回言い渡されたテーマ、難航しました。(笑)
実は、とある女性アーティストで決定していたのですが、私の自宅でその音源が紛失しており、急遽、南 佳孝と差し替えた次第です。(RCCにもそのCDは無かったようです。)
で、南 佳孝!
アンニュイかどうかは個人差があると思いますが、
個人的にはラヴァーズな気分が、秋らしいかなと思った次第です。
夏だ海だレゲエだっ!てのとは、大違いであります。
77年石川セリに提供した曲のセルフカヴァーとなりますが、
女性目線の詞を男性が歌うと、こうも違うものかと思わされた曲ですね。
全く印象が違います。
勿論ラヴァーズアレンジって要素も大きいですが。。。
最近のライブでも必ず演る代表曲ですね。
アンニュイ目線で云えば、2曲目の“夕なぎ”の方が近いかもしれません。
作曲は林哲司ですが、氏の快進撃スタートとして重要な年と位置付けられるでしょう。
79年代表曲では、松原みき “真夜中のドア”,竹内まりや “セプテンバー”など。。
この“夕なぎ”という曲、
79年LP「一枚の絵」に収録ですが、前作では中島みゆき作品に挑戦しており、
所謂「脱アイドル」的な状況でありました。(ドラマや映画などの女優業の比重高)
そんな中、起用された「林哲司」楽曲。シングル系林哲司流の派手さは無く、
むしろ地味な位置づけでしょうが(失礼)、
アナザーサイドワークス、ヨーロピアンボサっぽい楽曲となります。
帯にもあるように、アンチック=アンニュイな雰囲気でございます。
どことなく、伊東ゆかり 82年LP「ミスティーアワー」辺りをを彷彿してしまいます。
アイドルの転換期は面白い曲がたくさんありますよ。
2015年8月27日(木)放送分
・松崎しげる “銀河特急” 1978年
・ラッツ&スター “サマーナイト・トレイン” 1996年
テーマ:星
2回目放送後に長原さんに言い渡されたテーマ、、、星です。
当然、夏ですのでイメージ的には“夏の終わりの夜空”ということになります。
まずは“銀河特急”、、星=銀河と解釈。(勝手に)
この曲、筒美京平先生の作曲でして、
ズバリ、、
ボズ・スキャッグス “ハリウッド”のイントロまんまでございます。(笑)
イントロのみならず、さわやかなフィリーソウルライクな楽曲により、
和モノDJを中心に現在高値のシングル盤ですっ!!
ちなみにこの“銀河特急”の2作前が、代表曲“愛のメモリー”なんですね。
大ヒット後ですので、もうちょっと市場に出てきてもいいと思うんですが。何故か見かける事が少ない、ちょいレア盤と現在成っております。
お次は、夏の終わりの定番?ラヴソング系。
ラッツ&スター “サマーナイト・トレイン”シャネルズ→ラッツ&スターに改名後2ndアルバムに収録されており、
84年当時シングルカットの予定はあったもののシングルカットされなかった曲のようです。
曲調は和モノブラコン~モダンソウルとでも言いましょうか。。
この曲、リック・ジェームス “ムーン・チャイルド”を引用??だと思うんですけどね~、どうでしょ、後藤さん?
今回は、リメイクされた96年Verを選曲しました。(雨音のSE挿入でより夏の終わり感があったもので。)
と、
今回も私の一方的な主観強な感じですが、お気づきのとーり、サブテーマは“電車”でもあります。(笑)
※レコード提供 DJ DSK氏(WAWAWA) この度は提供して下さり、誠にありがとうございました。
2015年7月23日(木)放送分
・風 “海風” 1977年
・茶坊主 “NIGHTMARE” 1976年
今回はテーマというものがなくて、RCCディレクターの長原さんに、
フォーキーなAORで現在認知されるフォークデュオ「風」の “海風”を1曲目にかけたいとの申し出があり、
この曲だけかなり早い内から内定していたのでした。(笑)
というのも、
上記収録のLPをBarデラックス70のマスター(なおさん)に当店にてお買上げ頂いたのですが、
たまたまデラックス70に出向いていた長原さんが “海風”を聴いて
グルーヴィーなAORをやってのける「風」に圧倒されたのが主だった理由です。
一般的には「風」というグループは、
“22才の別れ”などの代表曲でおなじみのフォークデュオ(伊勢正三と大久保一久)として認知されておりますが、
サードアルバム76年“WINDLESS BLUE”から次第にクロスオーバーサウンドを取り入れたことにより、当時、賛否両論あったようです。
近年ブームである「和モノAORライトメロウ」のオムニバスCDにも“海風”は収録され、現在再評価されています。
2曲目は、
さだまさしとのフォークデュオで知られる「グレープ」が解散後に、
吉田政美が中心となったグループの「茶坊主」から“NIGHTMARE”という曲をセレクトしました。
当の吉田政美はクインシー・ジョーンズ、ボブ・ジェームス他当時のクロスオーバーサウンドを好んでいたようで、
音楽性はさだまさしとは真逆だったようです。(笑)
上記収録曲アルバムはジャズ、ボサノバ、サンバ等をモチーフにした作品となってます。
こちらも近年再評価を経て2007年に初CD化となりました。
という事で、今回の後付けテーマは、
日本のフォーク系アーティストが、1970年代中期に時代の影響(クロスオーバー感覚)を消化した
AOR~シティ・ポップスの架け橋的作品の紹介でございました。(笑)
2015年6月18日(木)放送分
・中森明菜“UNSTEADY LOVE”1985年
・西城秀樹“BEAT STREAT”1985年
テーマ:角松ワークス。
なぜ角松敏生ワークスがお題になったのかは、RCCディレクターの長原さんとの
会話の中で、二人で妙に盛り上がったのがきっかけでした。
星の数だけ存在する角松ワークス。そんな中今回の焦点は85年としました。
つまり角松氏絶頂期にあたる訳です。(勝手に)
81年リリース1st「SEA BREEZE」で、どの道に行くのかなぁ~的迷いは皆無、
85年リリース5th「GOLD DIGGER」ではニューヨーク・ファンク~ヒップ・ホップ、スクラッチ導入
当時最先端のクリエイター要素含作品である思っています。故に海外からの需要も頷けます。
それと並行し制作された上記2曲、現場感及びストリート感覚満載の
所謂、和モノダンス・クラシックスのスタンダードと云えるでしょう。
もし仮に12インチ・シングル盤が発売されていたならば、
12インチ「竹内まりや/プラスティック・ラブ」並みの需要があったでしょうねぇ。(たぶん)
大潮レコード
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